2016年8月2日火曜日

シン・ヨナゴ駅は平凡でいいのか


米子駅ビルの約3分の2を取り壊し、
跡地の一部に線路をまたぐ南北自由通路と
連結した半橋上型の新米子駅(2階建て)を
設置する計画が進んでいる。

米子の正面玄関、都市の顔、
そのイメージチェンジが迫っているというわけだ。
米子でこれから数十年、これ以上の
注目工事はそうそうないだろう。

ところがこの新米子駅の改築計画は
市民の中でほとんど話題になっていない。

このままでは、没個性のどこにでもある
つまらない駅舎が誕生しかねない。
シン・ゴジラは映画ファンの期待以上のリメイクに成功したが
シン・ヨナゴ駅は誰もがガッカリする凡作になってしまう。

そうならないためには、どうしたらいいか。

市民が考えるしかない。

今回の集まりで、ワタシはプレゼンする予定。
米子駅が平凡ではいけない理由を熱く語ろうと思う。



たとえば、米子は日本遺産・大山に出会う町。
昔から、大山を拝む習慣があった。
お百姓さんの大切な相棒、牛や馬を加護してくださる
地蔵菩薩にお参りするために、
遠くから多くの人・牛・馬が集まった。

信仰の山・霊峰大山。

その玄関口であるシン・ヨナゴ駅には
「大山遥拝場」を設置する。
線路の上の見晴らしのいい空間に
大山を眺望する神聖な作場所を作る。

大山を拝むという習慣を取り戻す
きっかけとなる駅舎。

人々は通勤・通学の忙しい時間にも
駅の通路でちょっとだけ大山を拝むようになる。
せちがらい生活に余裕と安心感が生まれる。

いまどき山を拝む姿なんて「珍百景」かもしれないけど
だれもが普通に立ち止まり、礼拝して行く、
そんな駅があったら、話題になるよ、きっと。



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