2016年10月24日月曜日

三分映画宴のスゴさ



米子映画事変の目玉企画「三分映画宴」。
回を増すごとに、熱気がすごい。
アマチュア映像コンテストとして、
個性的で独特な存在感が際立ってきた。

すなわち、ライブ感。

アマチュアが応募した3分以内の映像作品を
観客と審査員が同じ会場で鑑賞するのだが、
司会進行の「アニメ会(芸人4人のユニット)」が
舞台そでに控えていて、
作品が終わって次の作品が始まる
数十秒の合間に鋭い感想・寸評を突っ込む。
共感で場内に爆笑が起こることもしばしば。
この「お笑いライブ」の感覚が
全く新しい映像コンテストの形を生んだ。

場内の反応やウケで、
映像の意味や価値が変わっていくのだ。
自分の反応が評価の一部になっていく連帯感。
自宅で一人きり映像を見ているのと全然違う。

パソコンやネットの進化、
映像周辺機器の発達で
いつのまにか映像は一人で見るのが
主流になった現代で、これは
革命的な出来事ではないか。
まさに「映画事変」だ。

世界中にファンがいる巨匠・押井守監督が
米子で一般客と共に映像鑑賞していることもスゴイが、
総評として、ご本人が語った言葉も、映画事変だ。

「映画祭って、嫌いなんだけど・・・(中略)
目が覚めました」


田口清隆監督と押井守監督

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