2018年1月26日金曜日

開かずの門


米子の旧市街にある名家の門。
今から約70年前に一度だけ
開けられたことがあるそうな。
昭和天皇がお泊りになった時だとか。

戦争が終わり、GHQによる統治が始まり、
全国各地で混乱が続いた。
敗戦のショック、食糧難、
家族を失い、生きる希望を失い、
途方に暮れる多くの国民がいた。
そんな時、国民を慰め、励まし、
また復興のために立ち上がる勇気を与えることが
自分の責任だとお考えになり、
陛下は全国巡幸を始められた。
自らの危険をかえりみず、
群衆の中に飛び込むように国民に寄り添われ
国民の苦しみを自らの苦しみとされる姿を
国民は大歓迎した。

各地で国民から熱狂的に迎えられる様子は
当時、世界中を驚かせたらしい。
敗戦国の元首や国王が
殺されも失脚もせず、 
逆に国民から歓迎される例が
いったい世界のどこにあるというのか。

昭和22年、陛下は米子市にも
お立ち寄りになったそうな。
この時の様子が知りたいもんだ。

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