2016年8月13日土曜日

お盆の由来


モッガラーナという人をご存知?
お釈迦様の十大弟子のひとりで、
日本では目蓮上人と呼ばれる。
知恵第一のシャーリープッタに対し、
神通第一のモッガラーナと謳われたそうだから
ずば抜けた霊能力をお持ちだったのだろうか。

このモッガラーナがあの世を霊視して
自分の母親を見つける。

母親は飢えて、食べ物を求め荒野をさまよっていた。
モッガラーナは不憫に思って、
霊能力を使ってごちそうを母親の前に差し出す。

ところが、母親がこれを口にしようとすると
食べ物はたちまち燃えて炭になってしまう。
水も同じように燃えてしまって飲むことができない。

結局、モッガラーナの施しは母親に届かないのであった。

どうしたら母親を救うことができるだろう。
モッガラーナはお釈迦様に相談しに行く。

お釈迦様がおっしゃるには
「皆で力を合わせなさい。
お前が母親の代わりに施しを行いなさい」

これを聞いたモッガラーナは
やがて修行を終えて帰ってくる仲間たちを
ねぎらうため、一生懸命もてなしの準備をした。

疲れ果てて帰ってきた修行仲間は
心を尽くしたモッガラーナの施しを大変感謝し、
喜んで、皆で踊りだした。
(これが、盆踊りの起源だとも)

その喜びの力が、母親の元にも届いて、
母親は救われた。

・・・そうな。


紙芝居師の言うことだから、
多少演出しているけど、
まあだいたいこんなところです。

モッガラーナを主人公に、
絵解き作品にしたのが十数年前。
エレキ紙芝居では、まだやったことがないなあ。

機会があったらやってみたいので
興味のある方は、ぜひオファーください。








0 件のコメント:

コメントを投稿