2016年7月31日日曜日

伝統と革新


浅草にある金色のウ〇コのようなオブジェで
目に付く変わった建物をごぞんじ?
ここはその4階にある、アサヒホール。

外観同様、内部もかなりエキセントリックな
デザインと照明なのだが
ごらんのとおり、白髪頭の年配のお客さんが目立つ。
7月27日の夕方、ここでおこなわれたライブはというと・・・

ワタシがチラシのイラストとデザインを担当している
「キンバイコウダン」だ。
そう、講談の独演会なのである。

宝井琴梅師匠は講談界の重鎮で芸歴は50年。
ところが、ジャズピアノやシンセサイザーと共演したり
伝統話芸の世界で革新的な取り組みをしておられる。

この日は、門下の若い講談師を集めて
大勢で一斉に「修羅場読み」をするという
前代未聞の演出に挑戦した。

台本を手にした講談師がずらっとステージの上に並んで
パートを次々と語っていくさまは
まるでウィー・アー・ザ・ワールド。

ワタシがはじめたエレキ紙芝居も
話芸の伝統の上に、革新を目指して
試行錯誤している。
なので師匠の舞台は刺激的だ。

同じ年になったとき、あんなに自由でいられるだろうか。





2016年7月30日土曜日

新潟でエレキ紙芝居その2


初めての三条市。
同じ日本海側の地方都市ということで
中心市街地のさびれ具合が米子とよく似ていて、
バクハツ親近感がわいた(笑)

「三条東映劇場」という名前からわかるとおり
もともとは映画館だったものを、
芝居小屋に改造したのだとか。

提灯照明や役者のぼり、きしめく椅子、
そこここに、郷愁あふれる大衆演劇の舞台を借りて
エレキ紙芝居の一席。

旅一座の一員となって、役者さんたちと
全国を巡ったらどんなだろう、ね。
旅の先々で、地元の人と
人情味あるドラマが生まれる。

「お兄さん、どこの生まれだい」
「アタシゃ、山陰で」


憧れるなあ。



喜八監督が!


シン・ゴジラ封切り初日に観に行った。
予想以上にカッコよくてシビれた~。
庵野監督が岡本喜八監督リスペクトの演出を
随所に見せてくれるので、
嬉しくてしょうがない。
(ワタシは喜八監督の小学校の大・大後輩で、
晩年わずかながらお仕事をごいっしょさせてもらい
大きな薫陶を得た)

画面を見ながらつい顔がほころんでしまうではないか。

そんなワタシでも映画館の椅子から
転げ落ちそうになるほど驚いた。

な、なんと!岡本喜八監督が出演!
しかも、極め付けの心憎いキャスティング!

ネタバレはご法度だから
これ以上は言わないけど、
これから観に行く人はゼヒ、見つけてください。
どんだけ庵野監督が喜八監督を敬ってるか、わかります。
 
ちなみにワタシが行った映画館は、
喜八監督の地元のはずだけど
ほとんど気が付いた人は・・・いそうになかったなあ。

2016年7月29日金曜日

新潟でエレキ紙芝居その1


新潟県南魚沼市「梅桜亭」で
エレキ紙芝居「南の島の月章旗」を上演。

戦争にまつわる一席で
日本人なら誰もが知るべき感動実話だけど
ほとんど知られていない。
こんな素晴らしい先輩たちがいたからこそ、
今の私たちがいるのだ。
先人を誇ることは、
日本の将来を作る原動力になる。
次代を背負う若い人たちにこそ
観てほしいもんだ。


でも、この日集まったお年寄りたちの
とてもキラキラした目を見ると、
ああ、上演できてよかったと思う。

全国津々浦々で語って回るのが夢。
さて、その第一歩になったかな?

うなぎ神社


大根島の有名店「山美世」のすぐそば。
由来はワカンナイ。
うなぎ神って、どんなスタイルなのだろう。
絵が浮かばない。




弓ヶ浜半島ラブ


はじめて枕木山に登ってみた。

島根半島から、中海越しに米子方面を見た光景。
北から南を望んでいるので、普段見慣れている地図とは
上下が逆さまだけど
「山陰随一の眺望」とのウワサは本当だった!


画面中央、雲から頭を出しているのが、中国地方最高峰の大山。
その下、画面右手から、左手へ伸びている真っ平らで細長い地形が
日本一巨大な砂洲、弓ヶ浜半島。

CMで有名になった「べた踏み坂」はもちろん、
境水道大橋も遠望できる。
中海に江島、大根島が仲良く手をつないで見える。

米子人は、大山の中腹から弓ヶ浜半島を眺めることはあっても
めったに、こっちから見ないんじゃないか。
こっちから見ると「弓」の形には見えないけれど、
床の間の日本刀のようだ。
あるいは霊峰大山に結界を張る、しめ縄!

かっちょいい~!弓ヶ浜半島ラブ!痺れる~!

2016年7月25日月曜日

日本海側


この妙な形の建物はなんでしょう?
正解は車のガレージ。

奥には同じ屋根の形をした民家も見える。
ここいら一体の集落に多くみられる屋根の形。
Uの字を逆さにしたというか、馬蹄形というか、
特徴は先端部が尖っていること。

ここまで読んで、この場所が分かった人はスゴイ。
新潟県の南魚沼。豪雪地帯だ。

雪の重みで建物がつぶれないよう
あらかじめ雪が積もりにくい形になっているのだ。

山陰・米子も毎年雪が積もるので、
ワタシは「雪国の最南端」だと思っているが
ここは毎冬2メートル50センチの「雪国の本場」。

山陰と同じ日本海側なので、景色や空気はよく似ているけど
民家の作りが、豪雪仕様になっている。
遠くまで来たな~、という感じ。




2016年7月18日月曜日

山陰の落語家・桂小文吾師匠


短歌・俳句・川柳の「ごちゃまぜ講座」という集まりがあって、
そこで開かれた、落語の独演会。
「山陰の落語家」桂小文吾師匠は、
おんとし80歳で異色の経歴の持ち主。

14歳の時、5代目桂文吾師匠に入門、
少年落語家として上方落語で活躍していたが、
21歳の時、役者に転身した。

そののち縁あって、米子の企業に就職し
芸能界からは身を引いて、定年まで勤め上げた。

ところが定年後、何十年ぶりに出会った兄弟子、
桂米朝師匠(昨年亡くなった人間国宝)から直々に復帰を促され、
ふたたび落語家に正式に復帰したのだ。

現在は米子市に在住する落語家として
地元では名の知れた存在だ。

山陰には当然ながら寄席小屋がないので
こういった急増の高座などで
芸を披露されることが多い。

ブランクが長かったとはいえ、
戦後間もなくの上方落語会で修行を積んだこともあって、
現在ではあまり高座かかることのない
貴重なネタを多くお持ちだ。
たとえば、あまりに有名な、米朝師匠が十八番にしていた大ネタ
地獄八景亡者戯」も、
実は小文吾師匠が持っていたネタを元に
米朝師匠が手を加え、再構成されたものだそうな。

この日も「加賀の千代」という俳句がテーマの
めずらしい演目を披露された。

御年80歳、流暢な話芸はますます盛ん。
いや~、勉強になりました。





2016年7月17日日曜日

市民をあげての風景


バスの中から撮影。
今日は米子市のあちこちで、
こういったボランティア活動の姿が目につく。

皆生(かいけ)トライアスロン大会なのだ。
米子は日本トライアスロン発祥の地で、
全国有数の過酷なコースで知られ、
毎年大勢の参加者・応援者が米子を訪れる。


スイム3Km、自転車140Km、
そしてフルマラソン42Kmのコースが
市内と周辺地域に設定されているので、
当然、多くの市民ボランティアの協力なしには成立しない。

鉄人選手の活躍は毎回感動を呼ぶが、
炎天下の中、選手を励ます応援者、
なにより大会を支えるボランティアの
皆さんの熱意やがんばりは、
もはや米子の文化になっていると言っても過言ではない。

今日は過酷な長時間のレースが夜遅くまで続く。

選手はもちろん、沿道で支えるみなさんも
無事ゴール、フィニッシュしてください!

2016年7月16日土曜日

速報!大正蔵でエレキ紙芝居ライブやるよ


米子市淀江にある「ギャラリエ大正蔵」で
エレキ紙芝居ライブを開催しようと思う。
大正時代に建てられた酒蔵で
いまは、ギャラリーやイベントスペースとして利用されている。
http://taishogura.weebly.com/past-event.html

ご覧のとおり、ヒジョ~にムードのある場所なので、
内外のアーチストさんに気に入られて
二年前には人気俳優の安田顕さんのライブも開催された。

映画イベント用の「銀幕」も設置されてるので
イラストを映写するエレキ紙芝居にはもってこいだ。

そして、ここは夏の間、それも金曜の夜だけ、
Barとしても活用されている。
なので、ワンドリンク付きのチケットにして
一杯飲みながらのライブにしちゃうのはどう?

「大人の紙芝居」ナイトライブってことで
暑さも落ち着く 9月23日(金)を予定してます。

地元での単独ライブは
これまでほとんどしてこなかったので、
地元のみなさん、まったく新しい舞台芸、
自作自演のライブ漫画、
「ゴロ画伯のエレキ紙芝居」を
生で体験するチャンスです。

今から手帳に記入して、
予定しておいて下さいね~。


2016年7月15日金曜日

蓮の花が咲くとき、音はするか?


早起きして、蓮を見に行った。
伯耆古代の丘公園(米子市淀江福岡)では
今月はいつもより1時間早く、8時から開園している。

蓮って、こんなにたくさん種類があったのか!
びっくりするくらい様々な種類の蓮が
池ごとに育てられている。

朝早いと、蓮が音をたてて咲く瞬間に
出会えるものと思っていたのだが
どうやら音がするというのは、まったくのウソらしい。

かの啄木や子規が句に読んだり
開花音を聞くと、悟りが開けるとか
地獄に堕ちずにすむという、言い伝えが
古くからまことしやかに語られているけど。


とっくの昔に科学的に否定されてるんだって。

古代蓮を発見した、かの大賀博士や
牧野富太郎博士ら10数名が集まって、
昭和10年に上野の不忍池で実証実験して、
わざわざ無音を確認したそうな。

ずいぶん昔から、論争があったんだね。

開花音はただの都市伝説にすぎなかったのに
いまだに信じる人が絶えないのは
やっぱり、信じたい人がいるんだろうなあ。

そういう人の夢を壊すのも野暮な気がする。
やっぱり、紙芝居師としては、
「朝早く蓮池に行ったら、もう、あちこちで
ぽん!ぽん!ぽぽぽん!って
まるでタヌキの腹太鼓みたいでしたよ」と
紹介すべきかな。


珍百景!グリーンモンスター


山陰道の淀江インター付近に気になる物体が。
4~5メートルの植物。
だが木のようで、木ではないが、気になる。

正体を確かめるため、車を降りて近寄ってみた。
やっぱりそうだ。ツタが群生してるだけ。
じゃ、ツタの下には何が隠されているんだろう。



ところが驚いたことに、
真ん中には「芯」とか「柱」がないのだ。
つまり中空構造になってる。
カゴみたいに、編みあがって屹立している状態。

そんなことってある?
なんでスックと立ってるんだ?

朝顔は竹竿がないと、ちゃんと上に伸びないように
いくらツルがたくさん絡み合っても
まっすぐ自立なんかできないはずだ。
どうやってここまで成長したんだろう? 
風が吹いたら簡単に倒れてしまうだろうに。

で、後ろに回ってみてようやく謎が解けた。



街燈なのかな?後ろから支えている。
というより、「朝顔の竹竿」の役割をしてる。

先端部にがっちりからんでいるから
いくら風が吹いても、倒されないし、飛ばされないわけだ。

いやしかし。う~む。
それにしても、どんな過程を経て
こんなグリーンモンスターに成長したんだろう。
謎だ~




2016年7月12日火曜日

永六輔さんの思い出



永六輔さんが亡くなった。
ご実家が浄土真宗のお寺でらっしゃるから
冥福という言葉は失礼かもしれない。
謹んで哀悼の意を表します。
南無阿弥陀仏。合掌。

日本の大衆文化を牽引されてきた
芸能界・放送界の巨星である
永さんには、直接お目にかかったことがある。

強烈な思い出なので、ご紹介したい。

自分で描いた風刺漫画を紙芝居にし、
ライブで語るという芸を始めたのが
2011年の春先のことだった。

四谷の小さなライブハウスで行われる
月に一度の落語会が、ワタシの研鑽の場となった。
二つ目とはいえ、プロの落語家さんに交じって
客前に立って話芸を披露する体験は緊張の連続。
机の前で絵を描いているのとは大違い。
笑いを誘うはずが、反応がない。
思ったように展開していかない。

自分の作品で笑ってくれる読者の顔を
目の前で直接見たくて始めた紙芝居だったけど
あらためて人前で芸を披露することの
大変さを思い知ることとなった。

ところが、この客席に、永さんが現れたのだ
ワタシにとってまだ生涯二度目のステージ。
しかも、あろうことか最前列にどっかとお座りになった。


登板二試合目でいきなりバッターボックスに
伝説の大打者を迎えた高校球児の心境だ。
緊張で頭の中が真っ白。
なので、正直言うと、どんな展開になったか、
さっぱり記憶がない。

きっと、用意したネタがちっともストライクゾーンに入らず
簡単にフォアボールになって、
そのままマウンドを降りてしまった感じだろうか。

休憩のあと、この会の主催で放送作家のベテラン
奥山コーシン先生に促されて
永さんご本人が舞台に立たれた。
実はパーキンソン病の治療中で、
もし調子が良ければ、復帰に向けて
リハビリに漫談を披露するという話だったようだ。

ということはワタシのつたない芸が
舞台のハードルを下げて、
永さんの出演を促したということか(笑)


永さんが闘病中に起こったさまざまな「事件」を
自虐をからめながら面白おかしく語る
その話芸は、さすが大御所の貫禄。
客席はクスクス笑いから、やがて爆笑の渦に。
永さんが休養中でないと、いや
休養中だからこそのレアなステージ。
お客さんにとっては嬉しいハプニングになった。

まさに「ライブ」ならでは、
なにが起こるかわからない、
これこそ生の舞台の醍醐味。

いつかきっと、ワタシも永さんみたいに
お客の心をガッチリつかんで、楽しませてみたい、
僭越ながらそう心で誓った一夜だった。

そんな貴重で得難い勉強をさせてもらった
永さん、ありがとうございます。












2016年7月11日月曜日

地蔵信仰が育んだ日本最大の牛馬市



大山が日本遺産に登録、そのストーリーというのが、
「地蔵信仰が育んだ、日本最大の牛馬市」。
これだけ聞いて、ピンとくる人は地元でもそう多くないだろう。

なにしろ、牛馬市自体が昭和12年に終わってしまっているから
日本最大っていうけど、どんな賑わいだったのか、
実際に目にした人はほとんどいないのだ。

いまでは、大山寺の境内に、牛のブロンズ像、
大神山神社の拝殿の左側に新馬のブロンズ像が鎮座しているので
それぞれを撫でるくらいしか、当時に思いをはせる方法がない。

ま、それはともかく大山のお地蔵さんは、
人間や子供だけでなく、
農家の大切な労働力だった牛や馬に対しても
等しく加護してくださる、という信仰が古くからあったようだ。

そのウワサが遠くまで広がって、
遠国からも、お百姓さんたちが
家族同然の牛や馬を連れて
こぞって、大山に詣でた。

「おい、アオや、もすこし踏ん張れ。
あの峠を越すとな、大山さんが拝めるけん
いっしょに、お地蔵さんの御守りをもらって帰ろうな」

お百姓さんと牛や馬との、のんびりした旅。
大山と美しい日本の原風景をつい妄想してしまうのだった。


【ゴロ画伯のどげな顔】紫外線に注意

珍百景?淀江駅


JR山陰線・淀江駅前の風景。
右側の喫茶店みたいな建物が淀江駅(無人)。

そして左側の変わった屋根の建物、
実は公衆便所。
なのに駅舎より断然存在感が強い。
なんでも家形埴輪を模しているのだそうな。



淀江は古代の埋蔵文化財が豊富に出土している
全国的にも有名な場所だから?
誰か説明してくれないとわからないよ~。

でも、大きな屋根のせいで
駅舎より大きくなっちゃった(笑)


2016年7月10日日曜日

大山さんの喝


「だんだん大山さん」という番組がダラズFMで始まり、
そうだ、大山さんにご報告せねば、と
日曜の朝早く、友達につきあってもらって
大神山神社に参拝してきた。


帰り道、濡れてすべりやすくなっている
自然石の参道を下っていると
空を覆っていた梅雨雲が割れて、
日が差し込んできた。
導かれるように「金門」と呼ばれる
絶景ポイントに足を運んだ。

おおお!

垂れこめた雲で全貌が見えないが、
そびえ立つ北壁がどどーんと現れた。

米子から見上げる大山さんは
どこか母親のような優しさを感じるが、
この大山さんは、まるでお不動のような荒々しさ。

その昔、勇猛で名をとどろかせた大山寺の僧兵たちが
この場所で人間離れした荒行を繰り返していたというのも
なんとなくうなづける。

番組開始の報告に行ったら、
うむむ。喝を入れられたってことかな?

夕暮れコンサート


宍道湖の夕陽は美しい、いう名声は全国に轟いているが
中海(なかうみ)も、知られていないだけで、実~に素晴らしい。

昨日は梅雨の間の快晴にめぐまれ、
絶好の夕暮れを眺めながら、ビッグバンドの演奏を堪能。

「中海夕暮れコンサート」
アマチュアバンドによる演奏会。
中海再生プロジェクトの一環として10年続いているらしい。

高度経済成長期に汚染が進んだこの汽水湖も
官民の地道な取り組みによって、
近年は目に見えて水質改善された。

もうすぐリオ五輪が始まるが、
ボート競技などが行われる海岸や湖の水質が
落水すると、健康被害となる汚染レベルだそうな。

ブラジルだけでなく中国はじめ経済発展が目覚ましい地域では
例外なく環境破壊が社会問題となっている。

そのうち、中海の水質改善事例が世界中から
お手本にされる日が来るんじゃないの?

闊達な演奏のせいか知らないけど
勝手な夢想がむくむく湧いてくる。


第二部は地元高校の吹奏楽部が加わって合同演奏。
何十年も続けている父親や母親世代、
もしかしたらおじいちゃん世代と
高校生たちが緊張しながらも、いっしょうけんめい
背伸びをして演奏する姿が初々しい。

終盤、老いも若きも、
夕陽の中のシルエットとなって渾然一体に。

ね、ね、キミたち、
地元に住んでいると、当たり前で
きっと気が付かないだろうけど
(ワタシもそうだった)
将来、都会に出て暮らすようになると
この風景がどれだけ価値があるか
しみじみとわかる時がくるからね~。




2016年7月8日金曜日

FM番組「だんだん大山さん」始まるよ


ダラズFMに社会見学にきたのは
米子市内の小学2年生のグループ。
なんと母校の大後輩!

ダラズFM社長自らの説明に、
直立不動の姿勢で緊張してた女の子たちも、
録音スタジオに入れてもらったら、
キャーキャー大騒ぎ!

少子高齢化が言われて久しい日本。
その中でもっとも人口の少ない鳥取県でも
こうして利発で素直でカワイイ後輩が育っている。
おじさんはココロから嬉しいよ(涙)

明日、7月9日(土)午後3時から始まる
新番組「だんだん大山さん」は
日本遺産に登録された、
中国地方最高峰の霊峰・大山のことを、
あらためて感謝しよう、手を合わせて拝もう、という
趣旨の番組なのだ。

昔の人は、大山のことを感謝と敬意をこめて
大山さんと呼んで、朝な夕な手を合わせて拝んでいた。
この美しい習慣を、彼女たちのような世代に
おじさんはココロから伝えていきたいよ(涙)。




新番組「だんだん大山さん」
(毎月第一第三土曜日午後3時から放送)

インターネット環境さえあれば
サイマルラジオで聴けます
http://www.simulradio.info/

中国地方     DARAZ FM  の音声ボタンをクリック。

水木しげる先生はおイヤかもしれないけれど


7月3日(日) 浅草・長國寺の境内。
宝井琴梅師匠一門の講談会「辻講釈」が開催。

梅雨明けしていないけれど、すでに真夏の暑さ。
この季節やっぱりコワ~い話で、涼んでいただこう。
この日のメインは、琴梅師匠の「四谷怪談」
ということなので、前席をつとめるワタシも
「耳なし芳一」を用意。
故郷山陰の小泉八雲の作だ。


その前にまず、マクラで同じく郷土の偉人
水木しげる先生のお噂。

昨年亡くなられたのが、いまだに実感がないのは
こうやって、舞台でしょっちゅう紹介させてもらってるかな。

東京以外でも、特に知らない土地で紙芝居するとき
水木先生の存在は実に心強くてありがたい。

日本全国、水木しげる先生を知らない人はいないし、
年齢も問わない。

しかも、先生は漫画家になる前は、
紙芝居専門の絵描きだったのだ。
素晴らしい大先輩を持った幸せを
改めて感じる。

先生はおイヤかもしれないけど、
これからも、ワタシと一緒に紙芝居旅をしていただくつもり。


2016年7月1日金曜日

だんだん大山さん


新しいラジオ番組が地域放送局ダラズFMで始まり
番組のパーソナリティをつとめることになった。
タイトルは「だんだん大山さん」

この春、日本遺産に登録が決定し、
再来年に開山1300年を迎える大山。
この機会に地元の住民がもう一度
大山の魅力を見直そう、
大山に感謝しよう、という趣旨の番組。

「だんだん」は、山陰の方言でありがとうという意味。
地元では古くから、親しみと尊敬と感謝の念を持って
大山のことを「大山さん」と呼んでいた。
そして、朝な夕な大山さんに向かって拝む風習があった。

ところが忙しい生活に追われる現代人には
そういう余裕がなかなかない。
でも、大山のことを、心のよりどころにしていて
いつも、心の中では手を合わせている人も少なくないと思う。

この際、みんなで大山を拝む習慣を取り戻そう!
「拝もう大山キャンペーン」だ。
これを番組の柱にしようと思っている。

外国人や観光客が大山を拝む地元民を見た時
とても、新鮮で魅力的に映るはずだ。
つまり、地元民自身が観光資源になるわけだ。

「大山遥拝運動」
よ~し、やるぞ。

ひさしぶりにダラズの血が騒ぐ!