2016年8月12日金曜日

これがあるから紙芝居はやめられない。


お盆前の9日、境港の昭和南埠頭に
巨大豪華客船ダイヤモンド・プリンセス号が入港。
今回のクルーズは半分以上が日本人。

ワタシはおもてなし事業の一環で紙芝居を上演。

チャーターバスで観光ツアーに出かけた乗船客が、
船に帰って来たところ、埠頭に貼られたテントの一角で
紙芝居をお見せするという手ハズだったのだが、
なにせ炎天下なので、バスから降りると、
皆そそくさと船に戻ってしまい、なかなか立ち寄って
紙芝居を見て行こうという人はいない。

そんな中でも、客寄せの太鼓と拍子木に誘われて
集まってくれたお客さん。
数は少ないけど、興味津々だ。

マクラに「残念な日本語」という
テッパンお笑いネタを始めると、大爆笑。
こりゃ面白い!と思ったのか、
「もったいない、みんな集まればいいのに~!」という
演者にとっては有難いお言葉も聞こえた。

そりゃ、できるなら豪華客船に乗りこんで、
エンターテイメントショーやってるメインホールで上演したい。
巨大スクリーン使って、何百人ものお客さんを同時に笑わせたい。

自分でいうのもなんだけど、それだけの腕も自信もあるのだ。
だけど、こうやって、少人数のお客さんの前で
昔ながらの紙芝居方式も、捨てがたい喜びがある。
というのは、ステージと違って、
お客さんと直接会話になる面白さがあるからね。

盛り上がってきたので、
話のメインに地元の逸話を紹介。
20分近い大作ドラマ「玉清姫」。
熱心にじっと見入ってくださった。
人数が少ないと、直にその反応を実感できる。
しかも、クライマックスでは、幸せをつかんだ主人公に
拍手までしてくれた。


これがあるから、紙芝居はやめられない。






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