2017年2月26日日曜日

あ!あんなところにお地蔵さんが


いつのまにか、約5メートル上空の
枝の先端に金色に輝くお地蔵さんが出現!

ウワサによると、旅の行者(芸術家・西野達氏)が
この木に足場を組んで、彫り上げたという。
今年の冬は、米子では大雪だったり
特別寒い日が続いた。
さぞかし苦行だったに違いない。

米子は古くから大山の地蔵信仰の流れをくんで
あちこちに佇むお地蔵さんを大切にする町だ。
いまでも物故者を弔うため、
毎週お地蔵さんにお札を貼って回る
めずらしい「札打ち」という法事風習が残る。
おそらく行者はそんな町の事情を
汲み取ってこの仏像を残したに違いない。

ありがたや。
合掌。

それにしても、葉が生い茂る夏には
どうなってるか、楽しみ~。


2017年2月25日土曜日

民家に突然

米子市の旧市街地の民家の屋根を
突き破って、突然出現した商店街の照明。
いったい何が起こったんだろうと
照明が設置されているはずの場所に調べに行った。

本通り商店街の同型デザインの照明


しばらく商店街の天井を眺めて歩いていると
あっ!あれはなんだ?


デザイン照明のあるべき場所に、
さきほどの民家の蛍光灯照明が!
時空が転移してしまったのだろうか?

どうやら世界的に有名な
西野達という芸術家さんの作品らしい。

〈鳥取県立博物館のシリーズ企画展
「ミュージアムとの創造的対話01 Monument/Document 
誰が記憶を所有するのか?」
米子会場:西野達の屋外作品が出現!〉

米子市麹町児童遊園地付近で
さらに衝撃の作品が!

子どもの空間

養護学校でエレキ紙芝居を上演することに。
ワタシにとって初めての体験。
相手は純真で真っ直ぐな小学部の子どもたち。
汚れて曲がりまくったオヤジが
いったいどんなネタをしたら
喜んでくれるだろう?
ということで事前に
ネタの打ち合わせで学校に行った。

「それでは子供たちは理解できず
キョトンとしてしまうと思います」

ワタシのアイデアはことごとく
依頼者である養護学校の先生に
ダメ出しをくらった。

う~ん。どうすりゃいいの?

大人相手のエレキ紙芝居の場合、
ひねり過ぎるくらいネタをひねって
笑いを取りにいくワタシなのだが、

どうやら養護学校の子どもたちには
全く理解されないようだ。
むむむ、理解されなきゃ、楽しくないし
笑いも起きない。

これまでと全く違う発想と
アプローチが必要だ。
ずいぶん悩んだ。

先生とあれこれ相談して
新しくこんな教材(?)を作った。
まず、スクリーンにこんな絵を映す。


「こびとさんの部屋」という設定だ。 
でも、なんにもないから楽しくない。
だから、みんなの力で楽しいお部屋にしよう。
声をそろえて、掛け声をかけてもらう。
すると、家具が一つづつ増えていくように
Power Point を使って画像を構成した。


先生のピアノ伴奏にあわせて
子どもたちが童謡「糸まきまき♪」を歌う
そしていっせいに「小人さんの机~♪」と
声を合わせると、画面にぽわわんと机が現れる。
歌を繰り返していくうちに家具が増えて
どんどん部屋が楽しくなってくる仕組み。


「さあ、こんどは何を出そうかな?
よ~し、ヒミツ基地を出そう~♪
糸まきまき糸まきまき♪」
ワタシの先導に要領がわかった子どもたちは
元気よく繰り返して歌ってくれた。
「出来たできた、小人さんのヒミツ基地♪」
はしゃいで参加してくれた。
みんなで力を合わせると
なにかが出来ていくという
楽しさが伝わったようで、
ワタシも嬉しかった。

エレキ紙芝居の授業(?)が終わったあと
子どもたちが手を振ってくれたり、
握手しにきてくれたりして
おもわず感激。

「今までになかった体験ができて
子どもたちは喜んだと思います」

先生の言葉に
ホッと肩の荷が下りた気がした。










2017年2月24日金曜日

大人の空間


町田駅前パリオはどこかレトロ感が漂う商業ビル。
その地下にある
ライブレストラン「まほろ座」。
食事をしながらエンターテイメントが楽しめる
ちょっとおしゃれな大人の空間。
ワイングラス片手にエレキ紙芝居。
なんだかとっても似合うではないか!

そうなのだ。

「紙芝居」というと、どうしても
子供向けのイメージがあるが
ワタシが目指しているのは
実はこういう場所で
ジェントルな大人を相手に披露する
上質なエンターテイメントなのだ。


2017年2月18日土曜日

岡本喜八監督13回忌


2月19日は喜八監督の命日で、
今年は13回忌にあたる。
東京の町田と大森で
監督を偲んだイベントが開催される。
喜八監督のお孫さん二人が中心に動いている。
若い世代に喜八監督の映画が引き継がれていく。
監督もお喜びだろう。
喜八監督の故郷・米子から
ワタシもはせ参じる予定。


2017年2月17日金曜日

暗殺?もしかしたら・・・


北朝鮮の金正恩委員長の兄、
金正男氏がマレーシアで
殺害された事件なんだけど、
まだ信じられない。
日本のマスコミは北朝鮮のシワザだと
ほぼ決めつけて報道してるけど、
ホントかなあ?
 
女性二人の暗殺だとか
猛毒VXを使ったとか
いかにも北朝鮮工作員ぽい手口は
逆になんか裏があるように感じる。
北朝鮮のように見せかけた
違う勢力の仕業ってことはない?

じゃあ、誰が殺ったかだけど・・・
考えられるのは中国?
でも今回の事態は、正男氏を保護していた
中国のメンツが丸つぶれだ。
中国政府の意向ではないだろう。

むしろ習近平のメンツをつぶしたい
別の黒幕がいるのかも。
たとえばさ、習近平の政敵がいて、
警告あるいは宣戦布告として
見せしめ的暗殺をしてみせた。
「いつでも、お前を殺せるんだぞ」
なんてね。
独裁者として無敵に見える習近平も
実は常に暗殺におびえてるらしいし。

もっと別の妄想を膨らませると・・・

今回の暗殺はフェイクだった、てのはどう?
実は、金正男氏は生きていて、
北朝鮮からも中国からも手の届かない
どこか安全なところに保護されている。

そう、米国のCIAが仕組んだのだ。
それは当然、外交カードとして使うためだ。
調子に乗って核開発を続ける北朝鮮を
強力にけん制するためだ。
「いいかげんにしないと、てめえ、
正男を担いでクーデター起こして
国をひっくり返すぞ」
体制存続が至上命題の金正恩は
ビビッてなにもできなくなる。

中国にしたって、もし北朝鮮が転覆、
親米政権が誕生するのは悪夢だ。

小心者のオバマさんじゃ、
とてもやれそうにないけど
CIAがそそのかせば、
トランプ大統領だったら飛びつく
荒業だと思うけどな。

金正男氏は好きなキャラクターで
登場以来、応援していたので
死んでしまったと思いたくないし
ぜひ、この妄想が当たっていてほしい。

今後もし、北朝鮮や中国の動きが
急に大人しくなるようなことがあれば
あながち妄想も妄想でなくなるかも。

そうなんないかなあ・・・。








2017年2月15日水曜日

放送事故?


雪もおさまって、撮ってあったビデオを観たら
ガンガン雪が降ってたころの画面。

あれ?これなに?
左側に縦書きで「新規タイトル」
しばらく考えた。
ああそうか、
気象情報の文字情報を流す時の
フォーマットだ。
放送局のテロップ係が文字を打ち直すのを
うっかり忘れて放送画面に出しちゃったんだろう。
 1分弱のレア画面。


2017年2月13日月曜日

ゴロ画伯のげなげな話: かき氷レモン

ゴロ画伯のげなげな話: かき氷レモン: 大雪も峠を越えたようで、 降雪もおさまった。 歩道の雪も踏み固められ、 いくぶん歩きやすくなった。 朝、仕事場に向かう途中の歩道 道端のあちこちで見た。 「かき氷レモン」 ここ数日、雪に閉じ込められ、 ウズウズしていた飼い犬の 散...

かき氷レモン


大雪も峠を越えたようで、
降雪もおさまった。
歩道の雪も踏み固められ、
いくぶん歩きやすくなった。
朝、仕事場に向かう途中の歩道
道端のあちこちで見た。
「かき氷レモン」

ここ数日、雪に閉じ込められ、
ウズウズしていた飼い犬の
散歩が再開したんだろう。

雪のせいで消えた自分の匂いを
精力的にマーキングして
回ったに違いない。

昔から童謡にも
歌われている情景だ。
雪やこんこ、あられやこんこ♪
犬は喜び、尿かけまわる・・・


2017年2月12日日曜日

映画スタジオ?


まるで映画のセットみたいじゃない?
いまにも明治か大正の時代劇が始まりそう。
なんでそんな感じがするんだろう、
と思って考えた。

米子市東倉吉町かいわいは
古民家が軒を連ねているので、
もともと風情がある。
でも、ふだんは自動車が往来するし
足元が舗装道路なんで
タイムトリップ感はない。
それが、積もった雪のせいで
地面が昔ながらの土の道に見える。
これがまず一点。

それから、電信柱に取り付けられた街灯が、
殺風景な白色蛍光灯じゃなくて
どうやら電球色LED。
これが昔懐かしい裸電球のように、
温かみのある色合いであたりを照らしている。
これが大きい。
レトロ感がぐっとアップしていると思う。
この照明を設置したのは行政の人だろうか?
電球色を選んでくれた担当者に拍手したい。

見上げると、晴れ上がった夜空。
逆にこれが遠近感のないホリゾントで
スタジオの天井を覆ったように見えるし、
それに路面の雪がレフ版の役目をしていて
建物を背景から浮かび上がらせている。
まるで撮影用の照明みたいだ。

だからスタジオに組み立てられた
時代劇セットみたいに
見えるんだな。

大雪のせいで車が使えなくて
毎日徒歩移動で大変なんだけど、
おかげで、素敵な景色に出会い
得した気分。

2017年2月11日土曜日

「だらず」の語源

「だらず」は伯耆地方の方言で
バカ、アホに相当するんだけど
いったい、語源はなんだろう。

「足らず」から来ているという説もあるけど
ワタシは「陀羅坊主」説。
だらぼうずが「だらず」になったと思っている。

諸説あるが、そもそもバカもアホも
仏教由来の語源説が有力。
バカ=サンスクリット語で
「痴、愚か」を意味する「莫迦」を
後の当て字で馬鹿という表記になった。
アホ=「唖法」(あほう)という
言葉を忘れる修行をする行者のようだから。

ね、これが由来だとすれば
「だらず」も仏教用語の可能性が高いんじゃない?

陀羅尼(だらに)という言葉がある。
サンスクリット語のダーラニーから来ていて
マントラや密教の真言、
呪術的な語句を陀羅尼と呼ぶ。
もともとは尊い仏さまの功徳や
徳性を列挙してる有難い語句なんだけど
遠い国の意味不明の言葉の羅列だから
庶民にはチンプンカンプン。

そこで、陀羅尼を唱える修行僧のように
世俗の常識では理解できない人物のことを、
バカにして陀羅尼坊主と呼び、
それが、だらぼうず→だらず
と略して言うようになったんだとワタシは思う。

それから、もうひとつ「だらず」には
仏教由来の有力な語源がある。

「堕落僧」→ダラクソ
ドロップアウトした僧侶
ロクでもないお坊さんの事を指す。

実はこの説を裏付ける古文書がある。

戦国時代に書かれたとされる
「人国記」がそれだ。
(今でいう県民あるある?)
この書物の、伯耆の国を解説した項に
「三日坊主は伯耆の国が始まり」
と書いてある。

とはいえ大山寺に入門し
たった三日で帰って来た
お粗末な「三日坊主」が
実際にいたとは書いてない(笑)

でも、伯耆の人間は、
清くあろうと修行始めても
三日でやめて俗人に戻っちゃう
だらしない連中なんだという主旨だ。

これは米子人ならつい笑ってしまう記述だ。
400年以上前に書かれたと思えないほど
現代の米子人気質もこんな感じだもん。

新しいモノが大好きで
すぐ飛びつくけど、飽きっぽい。
ほら、スタバとかセブンとか(笑)

まあ、意味不明な言葉をしゃべり、
理解不能な行動をする
「陀羅坊主」にしろ
飽きっぽくて長続きしない
三日坊主の「堕落僧」にしろ、
どこか憎めない、愛すべき
キャラクターではないか。

「だらず」を許さないような社会は息苦しい。
むしろ、自分の信じる道を行く
陀羅坊主「だらず」が、街に活気と
イノベーションを起こすんじゃないのかな。
「だらず」こそクリエイティブ!
なんだと言いたい。

そして、それを応援してくれる
ありがた~い神様が
「だらず様」なのだ。

豪雪地蔵さま


米子は地蔵信仰の町。
朝日町がこれじゃあ、
本場・大山の地蔵さまは
大変なことになってるだろうなあ。
風邪などお召しになりませんように。

2017年2月10日金曜日

賽(さい)の神さま


大山町所子の賽(さい)の神さま。
村境に設置される道祖神の一種。
外部からやってくる厄災から村を守るのが役目。
なんだけど
伯耆地方では、特に縁結びの神さまとして
親しまれてきた。
なんで村はずれに縁結びの神さまが
いることになったのか不思議だし、
そもそも男女一対の神さまってのは珍しいよね。

それに賽の神さまは、実に人間臭い。

なんでも、朝早く参った若者には、
じっくり考えて良縁を授けて下さるが、
大勢が参り出すと、あれこれ考える暇もなく
ちゃちゃっと縁結びをされるので、
良縁にならない場合もあるんだそうな。
だから村の若者たちは、
競って早朝に詣ったていうんだから、
オモシロイ。

夜も明けきらないうちに、
お詣りの途中で出くわして
恋に発展したカップルもいたんだろうな~。

もうすぐバレンタインだし、
チョコでも備えたら、恋がかなうかもよ。

2017年2月7日火曜日

ひっそりにもほどがある。


岡山と米子を結ぶ伯備線の車窓から。
鳥取県の県境に近い中国山地。
人影もなく、近くに車道も見当たらない
ひっそりとした場所にぽつりと建つ小屋の上に
「自衛官募集」
と文字だけの看板。

どのくらい前に設置さたのかわからないが、
屋根のさび具合から見て、
最近ではないことは確かだ。

東日本大震災から自衛隊に対する
国民のイメージが劇的に好転した。
でも、それまでは、なかなか大っぴらに
自衛官募集することができない雰囲気が、
そこここにあったように思う。
それで、こんなひっそりとした募集看板しか
設置できなかったということだろうか?

にしても、さ。
ひっそりにもほどがあるんじゃない?
日本の国防は大丈夫なのか?
と不安になるじゃない。

明らかに伯備線の乗客を
ターゲットにした看板だと思うんだけど、
そもそもこの募集に気が付く人がいるんだろうか。

しかも、やくも号は特急なので
この看板の文字を確認できるのは
ほんの1~2秒。
どれだけ広告効果がある?

・・・まてよ?
もし、この看板を観て
自衛隊に応募してきくる若者がいたとしたら、
逆にツワモノかも。

相当な国防意識持と覚悟を
持ち合わせている気がする。

だれも振り返らない辺境の地でも
赴いて国土を守ってくれる
強靭な精神力と行動力。
少なくとも、動体視力はいい。

そんな人物こそ、現在最も求められる
自衛官像ではないか。

そんな人物・若者にこそ
訴求する看板なのかもしれない。

試されているのか?
伯備線の乗客!










どう見ても、怪しい店


みんな、って誰だよ。



張り紙を見た人が
ズッコケるところまで
念入りに指示がしてある。

どう見ても怪しい
都内某所の飲食店。