2017年10月30日月曜日

聖なる石柱


古来よりの大山参りの道を探る、
ミステリアスなツアーに参加してきた。
山の上に立つ、謎めいた二本の石柱。

実は大山を遥拝するための鳥居の痕跡。
石柱の両方の内側に、ほぞ穴がくり抜かれているので
左右に渡した角材があったと思われる。
でも、どうやってハメたんだろう?

大山に参拝するため、いくつも山を越え、
岡山方面から北上してきた信者が
初めて大山を目に出来るポイントだったようだ。
昔は大山は女人禁制だった。
女性信者はここで大山を拝んで、参拝したことにして
引き返したと言われている。


ちょうど米子道高速道路のトンネルの上にある。
この日は台風が接近していることもあって
残念ながら大山は拝めなかった。

アマチュアが主催する「よどえまるごと道草日和」のイベント。
三台の自動車に分乗して、18人が参加した。

2017年10月24日火曜日

荒波と砂浜


台風で一日滞在を延ばしていたカミさんが
東京に帰る前に温泉に入りたいというので、
皆生温泉で朝風呂。
どどど~ん!
とっくに台風一過のはずだけど、海は荒れたまま。
さすが「超大型」。
台風のエネルギーが残ってるんだなあ。

ここは波打ち際にずらっと旅館や
ホテルが並ぶ珍しい温泉地。
もともとは海の底からお湯が沸いていたのを
漁師が見つけた海中温泉だったとか。
やがて砂浜がせり出して陸上の温泉になった。
近代になり、砂鉄を取るための土砂が流入しなくなって
砂の堆積がなくなった。
こんどは逆に波による浸食がまさって
砂浜がどんどん後退し
立ち並んだ旅館が次々水没した。
数十年前、波消しブロックが設置されて
やっと浸食はおさまった。
するとブロックから浜に向けて砂が堆積し
まるでノコギリの刃みたいな珍しい海岸風景になった。

米子市観光協会の写真

昭和の高度経済成長期は
社員旅行の観光客でにぎわい
「山陰の熱海」と呼ばれたこともあったが、
海外旅行ブームに押され、利用客は衰退。
現在は海外観光客がじわじわ増え始めている。
まるで、ここの波打ち際と同じだ。
皆んな生きている、とかいて
皆生(かいけ)と読みます。

2017年10月23日月曜日

信長の感謝状



有名な大山町の「門脇家住宅」(重要文化財)で
エレキ紙芝居&音楽の新作舞台を披露する。
ただいま、鋭意製作中だ。
タイトルは「信長の感謝状」
~戦国門脇ものがたり~

江戸時代、大庄屋として繁栄した
門脇家に伝わる古文書に、
なんと、信長からの感謝状(感状)があった!
しかも本能寺の変のわずか2か月前に
門脇家に贈られたもの。
今回、紙芝居を制作するにあたって
いろいろ調べたら、次々と
興味深いことが明らかになった。

門脇家は平清盛の弟、
平教盛の流れを汲むといわれる。
平家の家紋はあげは紋であり、
門脇家に代々伝承されている。
戦国時代、門脇平太夫は織田信長に仕えた。
信長も自らを平家の子孫であるとして、
あげは紋を好んで使った。
平太夫は一揆鎮圧の軍功をあげ、
信長より天正十年四月十一日付けの感状を贈られた。
数千騎を率いて出陣し、
敵三千騎を討ちとったと記されている。
約二ヶ月後、信長は本能寺で没する。

いったい、どういう経緯があったのか?
知られざる戦国門脇家のものがたりを
大胆に推理してドラマを描き下ろし、
エレキ紙芝居にした。
そして門脇家の奥様にして音楽家の
門脇めいこ氏が作曲、演奏する
音楽絵巻のコラボ舞台。

年に3回程度しか一般に公開されない
重要文化財・門脇家住宅での舞台なので
11月3日、午後5時~
なにとぞ、お見逃しなく!

2017年10月22日日曜日

松江歴史館


塩見縄手の野外エレキ紙芝居が
中止になって場所が屋内に変更された。
移動した先が重厚な構えの松江歴史館。
町民の娯楽が武家屋敷に格上げされ(笑)
逆にラッキーだったかも。
部屋いっぱいの大型スクリーンが用意され、
マイクや音響がしっかりセッティングされていたので
ライブポテンシャルがぐっと上がった。
お客さんも、座敷に上がりこんで、
ゴロ画伯の絵と語りを
じっくり堪能できたんじゃないかな~♪

夕方6時からの第一部は
子どもが多かったので
米子・淀江の民話を二つ披露した。
ミュージシャンSINさんの演奏のあと、
8時からの第二部は、松江名物・怪談を披露。
小泉八雲原作「耳なし芳一」エレキ紙芝居版だ。
武家屋敷の薄暗さが舞台効果抜群。
小さいお子さんが
「怖いよお~」と泣き出してしまった。

大丈夫。
トラウマになんか、ならない。

ワタシにも覚えがある。
おじいちゃんに連れられ
せっかく入った映画を
「怖い!」と言って途中で飛び出した。

でも「怖いもの見たさ」という魔力がその後、
ワタシを育ててくれた。
こうしてちゃんと立派なダラズになっている。








松江水燈路


秋の松江は週末になると、
町の夜景が魅力的だ。
水燈路(すいとうろ)といって、
お城やお堀に廻らされた
数々の灯籠が幻想的なムードを醸し出す。
毎週さまざまなイベントが企画され
観光客を楽しませている。
今年、ワタシのエレキ紙芝居が
はじめてオファーをいただいたので参加してきた。


江戸時代の城下町の面影を残す
「塩見縄手」という通りにある
バス停が怪しく照らされ、
まるでトトロのバス停みたいにファンタジック。
ここでエレキ紙芝居を上演する
予定だったのだが、
台風の影響で、急きょ場所変更。
来年も呼んでくれないかなあ。
こんな雰囲気大好物。







震災から1年


鳥取県中部地震から1年が経った。
復興をテーマに紙芝居を制作した。
タイトルは
「ブルーシートのサンタさん」
架空のドラマだけど、家族の絆を描いた。
今月29日に倉吉未来中心で披露する予定。
スクリーンに投影するエレキ紙芝居ではなく、
舞台箱から紙を引き抜く形の
クラシックスタイルで野外上演になりそう。




あいあい傘


ファンから寄せ書きサインを求められて
岡本みね子ママが書いたのがこれ。
岡本喜八監督が亡くなってもう13年。
夫唱婦随とはこのことだ。
いいなあ。
じ~ん。
第七次米子映画事変の懇親パーティで




2017年10月15日日曜日

サイン?


読者にサインを求められて、
気さくに応じる、鳥取県知事。
しかし!芸能人や漫画家のサインと比べて
衝撃的にキチンとしたサイン。


教科書に自分の名前を書く一年生みたい。
きっと、小さいころから超のつく
優等生だったんだろうな~。
平井伸治知事♪また好感度アップ。










偉人二人と記念撮影


岡本みね子プロデューサー&真木太郎プロデューサー
「ゆずり葉の頃」と「この世界の片隅で」は
映画館で何度観て、何度涙したことか!
言葉にできない日本人の素晴らしさ。
銀幕に生み出してくれた偉人たち。

限りなくリスペクトしている人が
気さくに記念撮影に応じてくれる
第七次米子映画事変の
クロージングパーティ。
米子ってスゴくない?