台風で一日滞在を延ばしていたカミさんが
東京に帰る前に温泉に入りたいというので、
皆生温泉で朝風呂。
どどど~ん!
とっくに台風一過のはずだけど、海は荒れたまま。
さすが「超大型」。
台風のエネルギーが残ってるんだなあ。
ここは波打ち際にずらっと旅館や
ホテルが並ぶ珍しい温泉地。
もともとは海の底からお湯が沸いていたのを
漁師が見つけた海中温泉だったとか。
やがて砂浜がせり出して陸上の温泉になった。
近代になり、砂鉄を取るための土砂が流入しなくなって
砂の堆積がなくなった。
こんどは逆に波による浸食がまさって
砂浜がどんどん後退し
立ち並んだ旅館が次々水没した。
数十年前、波消しブロックが設置されて
やっと浸食はおさまった。
するとブロックから浜に向けて砂が堆積し
まるでノコギリの刃みたいな珍しい海岸風景になった。
米子市観光協会の写真
昭和の高度経済成長期は
社員旅行の観光客でにぎわい
「山陰の熱海」と呼ばれたこともあったが、
海外旅行ブームに押され、利用客は衰退。
現在は海外観光客がじわじわ増え始めている。
まるで、ここの波打ち際と同じだ。
皆んな生きている、とかいて
皆生(かいけ)と読みます。
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