ワタシがパーソナリティをつとめる
ダラズFM「帰っていいとも!」の番組に
伊木隆司米子市長が出演!
都会に進学した若者に
Uターン就職をすすめるという、
番組の目的にいたく賛同、
自らも東京からのUターン経験があり
エピソードを熱く語ってくれた。
伊木市長は、中央大学卒業後、
公認会計士として東京の監査法人に就職し
若くして大企業の経営者にモノ申す立場に。
年間100日以上、全国各地に出張して
現地の工場を監査して回る
多忙な日々を過ごしたそうな。
監査という仕事で地方にいけば、
当然、下にはおかない接待をされるだろう。
「若いのに、どこへいっても
持ち上げられて、さぞかし
天狗になったでしょうね」
と意地悪な質問すると、
伊木市長は苦笑い。
ただ、30歳が近づくにつれ
このままでいいのかという思いが
日々、強くなっていったとか。
「自分の替りなんて、いくらでもいるんだろうなあ」
「自分がいなくても、誰も困らないだろうなあ」
自分の存在「意義」に「異議」を感じる
「伊木」さんだったわけだ。
そう!分かる、分かる。
群衆の中の孤独。
喧噪の中の疎外感。
都会生活でついて回る感覚だ。
まだ若くて、実力がなく、自信がもてない時期はなおさらだ。
特に独身で、将来の見通しがつかないのに
漠然と自分の人生を考えた時、
都会の雑踏にいると、たまらなく不安になる。
28歳の時、思い切って地元に戻った伊木さんは
収入も減り、当然ながら派手な仕事もなくなったけれど
意外に仕事はたくさんあり、
内容にもやりがいを感じるようになったとか。
あるとき、漁業に従事する老夫婦の
税務相談に乗っていて
「魚を買って食べたことがない」という
おばあちゃんの言葉を聞いて驚いた。
「豊かだなあ」と感じたという。
そう、経済と豊かさは別物なのだ。
このことに、気がつくかどうかは
人生の中で大きいと思う。
若者に、それをどう伝えるか。
楽しく、面白く、エンターテイメントに。
できれば、感動的に。
ワタシの出番があるような気がするぞ~。