2016年9月10日土曜日

喜八監督をリスペクトする庵野監督へ


庵野秀明監督は岡本喜八監督をリスペクトしている!

この話は「シン・ゴジラ」の大ヒットで、
映画ファンの間で急速に広がり、
あっという間に常識化した。

その岡本喜八監督の奥様、
みね子夫人(みね子ママ)が映画館に赴き、
「シン・ゴジラ」をご覧になった、とおっしゃるので
うわわ、どんな感想をお持ちなのか、ゼヒ伺いたい!
と、ご自宅まで訪ねた。

ちなみにワタシは喜八監督と同郷の米子出身で、
しかも同じお寺の檀家。
その縁あって、喜八監督の晩年、
ほんの少しだけお仕事を手伝わせていただいた。
監督の第40作、文字通り幻になってしまった、
「幻灯辻馬車」という時代劇作品の
絵コンテを担当させていただくことになっていた。

現在は米子の町を元気にするNPO法人
「喜八プロジェクト」で喜八監督のスピリットを
伝えようと活動していることもあって、
岡本家とは、今も仲良くさせていただいているのだ。

川崎のお宅にお邪魔して、お仏壇を拝んでから
みね子ママのお話を伺った。

「ワタシは率直に言って、嬉しい。
あれだけ素直に監督に対して思いを持って
(劇中で)扱ってくれて、ホント嬉しい。」

焼酎ロックを片手に口も滑らかだ。

「(喜八監督に)さんざん世話になったり、
育ててもらっておきながら、出世すると
喜八監督のキの字も言わない人もいるのに。」

映画プロデューサーとして、
長年に渡って影となり日向となって
二人三脚で喜八監督を支え続けた
ママらしい言葉だ。

「・・・それを、いっしょに仕事したことのない、彼がねえ。
あれだけ映画で
(喜八監督に対する敬意を)
表してくれて・・・
そりゃ嬉しかったわよ
彼に言っておいて!」

え?彼って、誰です?

みね子ママの話をさえぎったり
切り替えして質問をしたりするのは至難のワザ。
もうすぐに次の話題に移っている。
なので、これから後はワタシが動揺しながら
心の中でつぶやいているセリフ。

彼って、まさか庵野秀明監督ご本人のこと?
あの・・・ワタシ、まったく存じ上げませんが。
あ、それとも同じ米子出身で、庵野秀明監督の朋友、
ガイナックスの赤井孝美さんのこと?
なるほど赤井さんなら、庵野さんに直接
みね子ママの思いを伝えてくれるかも。

米子に帰って、赤井さんに伝えると、
「う~ん、ちょっと最近機会ないなあ。
・・・樋口監督なら会うかもしれないけど」
と、ちょっと困った様子。

なので、しょうがない。
だれか、このブログをシェアしてください。
ご本人の目に届きますように。










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