68年ぶりのウルトラ・スーパー・ムーンは
雨で見られんかったです。
ようやく晴れた二日後、
米子城址に登ってみたですがん。
日の入りと月の出がほぼ同時刻の満月と違って
十七夜は月が出るのが1時間も遅いしこです。
日没後、城山の頂上で月の出を
しばし待つことに。
一緒に登った悪友が、用意してごした
燗酒を片手に「城下」を眺めました。
眼下に広がる夜景を見て
中島みゆきの「地上の星」を思い出しましたわ。
「人は空ばかり見てる」
「地上にある星を誰も覚えていない」
そげです、美しい星はなにも
夜空にだけあるだないです。
足元に人が暮らしている証が
こげして広がっちょうですがん。
たかだか15~16万人の小さな地方都市ですが
みんな一生懸命、輝いちょうですわ。
そりゃ、都心の超高層ビルから見下ろした
大東京の夜景に比べてたら、
どげってこと、ないかもしれんけど、
途方に暮れるような光の洪水と違って、
ここから見える夜景は
建物も、道も、通りも、全部
素性がわかりますけんな。
なんか、イトオシイですわ。
遠くにナトリウム灯の列が見える。
へー、江島大橋か。
急こう配で有名になった
「べた踏み坂」もカワイイもんだがん。
なんやかんや、しゃべってたら、
ようやくオレンジ色のお月さんが
低い雲間から、ちょこっと顔を出した。
雲にまみれた姿は、温泉卵みたい。
確かに、ふだんより大きい黄身でした。
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