まるで映画のセットみたいじゃない?
いまにも明治か大正の時代劇が始まりそう。
なんでそんな感じがするんだろう、
と思って考えた。
米子市東倉吉町かいわいは
古民家が軒を連ねているので、
もともと風情がある。
でも、ふだんは自動車が往来するし
足元が舗装道路なんで
タイムトリップ感はない。
それが、積もった雪のせいで
地面が昔ながらの土の道に見える。
これがまず一点。
それから、電信柱に取り付けられた街灯が、
殺風景な白色蛍光灯じゃなくて
どうやら電球色LED。
これが昔懐かしい裸電球のように、
温かみのある色合いであたりを照らしている。
これが大きい。
レトロ感がぐっとアップしていると思う。
この照明を設置したのは行政の人だろうか?
電球色を選んでくれた担当者に拍手したい。
見上げると、晴れ上がった夜空。
逆にこれが遠近感のないホリゾントで
スタジオの天井を覆ったように見えるし、
それに路面の雪がレフ版の役目をしていて
建物を背景から浮かび上がらせている。
まるで撮影用の照明みたいだ。
だからスタジオに組み立てられた
時代劇セットみたいに
見えるんだな。
大雪のせいで車が使えなくて
毎日徒歩移動で大変なんだけど、
おかげで、素敵な景色に出会い
得した気分。
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