岡山と米子を結ぶ伯備線の車窓から。
鳥取県の県境に近い中国山地。
人影もなく、近くに車道も見当たらない
ひっそりとした場所にぽつりと建つ小屋の上に
「自衛官募集」
と文字だけの看板。
どのくらい前に設置さたのかわからないが、
屋根のさび具合から見て、
最近ではないことは確かだ。
東日本大震災から自衛隊に対する
国民のイメージが劇的に好転した。
でも、それまでは、なかなか大っぴらに
自衛官募集することができない雰囲気が、
そこここにあったように思う。
それで、こんなひっそりとした募集看板しか
設置できなかったということだろうか?
にしても、さ。
ひっそりにもほどがあるんじゃない?
日本の国防は大丈夫なのか?
と不安になるじゃない。
明らかに伯備線の乗客を
ターゲットにした看板だと思うんだけど、
そもそもこの募集に気が付く人がいるんだろうか。
しかも、やくも号は特急なので
この看板の文字を確認できるのは
ほんの1~2秒。
どれだけ広告効果がある?
・・・まてよ?
もし、この看板を観て
自衛隊に応募してきくる若者がいたとしたら、
逆にツワモノかも。
相当な国防意識持と覚悟を
持ち合わせている気がする。
だれも振り返らない辺境の地でも
赴いて国土を守ってくれる
強靭な精神力と行動力。
少なくとも、動体視力はいい。
そんな人物こそ、現在最も求められる
自衛官像ではないか。
そんな人物・若者にこそ
訴求する看板なのかもしれない。
試されているのか?
伯備線の乗客!
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