2017年5月2日火曜日

帰っていいとも♪


ダラズFM(http://www.darazfm.com/)
で番組を担当している。
「帰っていいとも♪」
ブライアン・デ・播磨、ナンシー尚子
ゴロ画伯の三人によるトーク番組だ。
毎回地元ゲストを呼んで、
地元の魅力を再発見するという
郷土愛にあふれた地域密着の30分。
特に、都会で暮らす地元出身の若者に
Uターン就労をおススメしているから
「帰っていいとも♪」なのだ。

全国的に、いや地元でも
あまり知られていないことだが、
実は米子市は国から
「暮らしやすさ日本一(経産省統計)」
と評価されている。
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全国1,741市区町村で地域の生活コストを
<志向><年代><家族構成>の条件別に
細かく総計46の組み合わせを設定、
利便性、教育・子育て、福祉・医療などの
「暮らしやすさ」指標を貨幣価値にしたところ
米子市はその半数の23の条件設定で全国第1位。
とりわけ居住地を選ぶ際に利便性を志向する条件では、
約7割の条件設定で全国第1位という結果になった。 
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これを裏付ける情報だけでなく
「楽しさ」「美味しさ」といった
数値化できない生活実感でも、具体的に
米子の魅力を伝えようと頑張っている。

とはいえ、地域コミュニティFMなので、
都会に行ってしまった若者たちには
直接電波は届かないんだよね。
(ネットでは聴けるけど)
なのでむしろ地元の親御さんに向けて
発信しているつもり。

それも特にお母さんだ。

なんでかというと、
都会で就職期を迎えた学生が
進路や就職相談をするのは、
決まって、まずお母さんだから。
(お父さんは敷居が高い)

ところがこの時、お母さんは、
ついこんなアドバイスしてしまいがち。
「都会で探したほうがいいわよ。
田舎には勤め先がないから」

いやいや、そんなことはないのだ。
求人倍率は東京より鳥取県が上回っている。
地元に人材を求める企業はちゃんとある。
だからまず、お母さんの常識を打ち破るのが
番組の使命だと思っている。

そりゃあ、都会の企業の方が
若者の目には魅力的に映るだろう。
全国的に名が通っていたり、給料が高かったり。
なにより都会の生活はキラキラして楽しそうだ。

でも、大企業に入ると、
個人が担当する仕事は
全体から見ると非常に小さくて、
無数の歯車のひとつになってしまいがち。
自分がなんの役に立っているかが
実感しにくく、疎外感がつきまとう。

給料も、手取りは多い気がするが、
家賃や交通費、物価が高い中での生活費を
考えると、収支は地方で暮らす場合と
トントンだったりする。

都会の生活は華やかに思えるが
常に、人が多いゆえの
混雑・渋滞・行列・窮屈
あわただしさが付いて回る。
順番待ちなど無駄な時間も膨大だ。
毎日の通勤・移動にかかる時間を考えると、
余暇を楽しむ日々の自由時間、ゆとりは
圧倒的に田舎暮らしに利がある。
条件によっては、都会と地方で
一日数時間もの差がつく。
これが、何年も何十年も
積み重なっていくのだ。

目先は我慢できても
将来、家庭を持つことや
子育てを考えた場合、
この時間・空間、精神的な「ゆとり」は
人生の中できわめて大きな差であることを
就職を考える若者と、親御さんには
よ~く考えてほしいのだ。

都心で30年以上暮らして
今でもしょっちゅう米子と東京を
行ったり来たりしている
ゴロ画伯の言うことは
信ぴょう性あると思うんだけどな~。

あ、若者でなくても、
そうでないUターンでも、
べつに、Iターンだっていいんですよ。






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