2017年6月26日月曜日

喜八プロジェクト10年


岡本喜八監督のスピリットを継承して
町を元気に取り戻そう、という活動を
仲間とはじめて、はや10年。
喜八魂(スピリット)とは
「愚かしく見えるかもしれないけど、
自分の道を信じて突き進む」
その有様、そういった人物を
DARAZ・だらず 
という米子地方の方言で表現した。

やがて地域放送局「DARAZ FM」が開局し、
ダラズトライアスロン、だらず夜市などの
ちょっとイカれたイベントを実現し、
やがて紙芝居の中から生まれた
「だらず様」が降臨した。


なんとNHKがワレワレの活動をモデルにした
地域発ドラマ「ちょっとはダラズに」を制作、
ダラズの取り組みが全国放送された。



ワタシたちのゴッドマザー
喜八監督夫人・岡本みね子氏は
76歳で映画監督デビューという快挙を達成。




喜八プロジェクト10周年記念パーティーに
かけつけてくれた、みね子ママは、
もうすぐ米寿を迎えるとは思えないくらい
お元気で活動的。
自然と手を合わせて拝みたくなるくらいの
ありがたい存在。

ここ10年、一貫して
「喜八だましい」「だらず精神」でやってきたのだが
これからは、次の世代にどう引き継いでいくかが
大きな問題だ。
都会に出て行った地元出身者が
帰ってきて一緒に楽しい町づくりに
参加してくれるよう、
魅力ある情報発信を大きな活動の柱にしようと
活動をはじめている。

自然環境、暮らしやすさ、食べ物、
でも一番の魅力って、やっぱり「だらず」だなと
言ってもらえるよう、がんばります。







2017年6月20日火曜日

どこでもドア


どこに繋がっているんだろう。
「関係者」になって
時空を超えた向こう側に
行ってみたいと思うのは妄想だろうか。

でも、妄想も悪くないらしい。
世界を平和にするんだって。


神々しい土地はどこだ!



サントリー天然水のCMでほんの1秒しか映りませんが、
「天子の梯子」
宇多田ヒカルが見下ろしている
神々しい風景は



米子です。

2017年6月19日月曜日

ベタ踏み坂



一時期テレビCMで有名になった
「ベタ踏み坂」。
たまたま通りかかったのでパシャ。
自分で撮影してみて(iPad mini)
じつになんてことない写真で、がっかり。
あらためて、プロは演出がうまいと思った。

一目見て「おおっ!スゴイ坂!」と
思わせる絵を作るのは
ひたすら技術なんだなあ。

2017年6月18日日曜日

メニューはこれだけ


信頼する農家が届けてくれる
さまざまな野菜を丁寧に煮込んだスープと
イースト菌は使わず、森に漂う自然酵母だけで
手作りした素朴なパンと。

それだけ。1500円。

「森のスープ屋さん」というわりに
他にスープのメニューはない。
届けられる食材によって、
週に一回、ちょっと内容がかわるだけで
基本は野菜のうまみを引き出したスープ。
美味しさに驚く・・・というより、
滋養が身体に優しく染み渡る、
それを美味しく感じる自分に驚く。

切り拓いた森の居心地の良さが
もう一つの大きな魅力なのだが
車でなければ行けない場所にあって、
しかも道はわかりにくく、迷いやすい。
なのに宣伝は一切していない。
マスコミに出たことは一度もない。

グルメな客が選ぶ店ではない。
むしろ客がの方が選ばれる店かもしれない。
じっさい、予約なしでは断られる。
そんな店が繁盛している。

気心の知れた相手とだけ、ゆったり過ごす時間。
じっくり体と心の栄養を取る。
ほんと贅沢で豊かなひと時だ。
不便な道のりはそのための
儀式かプロローグだと思える
そんなお客が集まるのだろう。

つきあいのある友人夫妻が始めた店なのだが、
初めて訪れた時からカルチャーショックを受けっぱなしだ。

ま、いいや。あれこれ余計なこと考えないで
ひたすらぼーっとするのが目的で足を運ぶ。
そんな場所があるのがウレシイ。

彩雲ふたたび


あんまりハッキリした虹色じゃないけど
夕方、帰宅途中に車の中から撮影した彩雲。
撮影中に信号が青になったもんで、あわてて発進。

前回、彩雲と遭遇したのは
3か月前、米子城の上だった。
感動のあまり、その時のエピソードを
紙芝居にした。
以来、あちこちで上演して回っている。



でも案外、彩雲を「見たことない」と
おっしゃる人がいる。
びっくりするほど珍しい現象ではないと思うけど
都会は空が狭いからかなあ。

古来より、阿弥陀さまが乗られる雲だとして
吉兆とされてきたそうな。

たしかに、3か月前に彩雲を見てから
ワタシの周りでいいことが続いてるかも。
特にウレシイ出会いが多くあった気がする。
あちこち知らない土地や、初めての人の前で
紙芝居をさせてもらって、毎回喜んでもらえてる。
彩雲ありがたや、ありがたや。
ナンマンダブ・ナンマンダブ。

ここにきてまた新しい彩雲と出くわしたってことは、
さらにターボがかかった
出会いがあるのかな~。
ワクワク。


2017年6月17日土曜日

ヒメジョオン


山陰はここ数日、梅雨とは思えないほど
快晴が続いている。
ヒメジョオンの花が青空の下、
可愛く咲いていた。
地味だけど、小顔でスラッと背が高いその立ち姿は、
まるでファッション・モデルの女の子みたいで
ちょっとかっこよくて好きだ。

漢字で書くと「姫女菀」。
純国産だと思ってたら、北米原産なんだってね。

150年ほど前に鑑賞用に輸入されて野生化したんだとか。
繁殖力が強く、日本固有の在来種の育成を阻害するとして
要注意外来生物に指定されてるんだそうな。
意外。そんな危険な感じがしないけどね。

だって明治のころには雑草化して、
日本全国で当たり前に目にするようになったわけだからね。
ちょうど日本人が洋服を着るのが当たり前になったのと
ちょうど重なっているんだ。




           

サバしゃぶ


米子名物「サバしゃぶ」。
刺身でも食べられる新鮮なサバを
薄くスライスし、熱湯をくぐらせ、
もみじおろしを効かせたポン酢でいただく。

ここ居酒屋「幸」のさばしゃぶは豪快。
大量の薄切り玉ねぎを、あらかじめ鍋に
これでもか!と投入しておく。
ぐらぐら煮立ってきたら
サバを2~3切れ、しゃぶしゃぶして
玉ねぎと一緒に食べる。
玉ねぎが臭みを消し、ほんのり甘味を加え
ふわっとした食感!
んま~い!
青魚が苦手という人でも、
箸がとまらなくなる。

近くのコミュニティスペース「野波屋」で
東京から高名な建築家・堀部安嗣さんを
招いての「まちトーク」という
カジュアルな講演会があった。
米子建築塾が開催する、まちおこしの
イベントだったのだが、堀部さんの
気取らない率直な人柄を慕って
半分以上の参加者が懇親会に参加。

いっせいにサバしゃぶに舌鼓を打った。
高名な先生を囲んで大宴会ができるなんて
地方都市ならではの醍醐味かも。


2017年6月14日水曜日

シャッター商店街


周南市の駅横アーケード商店街。
初めての土地なのに、ものすごい親近感がある。
山口県周南市の商店街

鳥取県米子市の商店街





2017年6月13日火曜日

四国初上陸


エレキ紙芝居、四国に初上陸!
といっても、集まった人たちは、
まさか、これから1時間半
ゴロ画伯のライブ漫画の世界に
どっぷり浸ることになるとは
夢にも思っていらっしゃらない。
鳥取大学医学部非常勤講師という
この春から加わった肩書だけを見れば
まじめな講演だと思うよね、ふつう。

地区の保育士さんたちの集まりで
一年に一度の総会の後、
皆でかしこまって聴く講演。
そこにいきなり、
太鼓と拍子木でにぎやかに
「おまたせしました~♪」と
帽子の怪しいオジサンが登場!
檀上のスクリーンに映し出される
「エレキ紙芝居・ゴロ画伯」のイラストタイトル。
会場からとまどいのどよめきが。

さっそく、「とんちなぞなぞ」。
緊張がとけ、イッキに笑いが起こる。
「残念なテスト」では怒涛の笑い。
こうなれば、がぜん、やりやすい。
続いてアドラー心理学を下敷きにした
マイナス感情の扱い方についての紙芝居「冷たい炎」に入る。
みなさんの目が好奇心でキラキラしてくる。
絵と語りで感覚に訴える解説に、納得のうなづき。

それからメインディッシュ。
保育、教育に関するゴロ画伯渾身のオリジナルドラマを二本。
「ヤポンスカ」「キンモクセイの薫るころ」
講談の舞台で鍛えた話術で熱っぽく語り倒す。
会場に熱が伝わったのか、
最後の方ではすすり泣きも聞こえた。

講演が終わった後、控室で
「保育士さんたちが力をもらえたと思います」
という保育園長さんの笑顔。

あ~よかった、ホッとした。
いやいや、ホッとしたのは主催者の方かも。
だってさ、考えてみたら、
紙芝居師をまじめな研修の講演に呼ぶのは
そりゃ勇気が必要だもん。
国立大学の非常勤講師という肩書きは
その点、品質保証になってるかも。
ワタシに型破りなゼミをさせてくれた
鳥取大学、ありがとう!

2017年6月7日水曜日

出待ち



浅草・長國寺で毎月第一日曜に開催される
辻講釈(宝井琴梅師匠一門講談会)で、
エレキ紙芝居を上演。
6月の会では米子城にまつわる笑い話に続けて、
5月場所で1年ぶりに優勝した白鵬の逸話
「魂の横綱」を披露した。

白鵬が一人横綱だった時代に、
不祥事で揺れた大相撲協会。
ちょうど同じ時期に東日本大震災が発生、
白鵬は被災地を土俵入りして回った。
そこで、被災者が自分の土俵入りに向かって
手を合わせ一心に拝んでいる姿を見る。
「励まされたのは自分だった」
と、衝撃を受ける。
「あの光景は一生忘れない」
以来、白鵬の大横綱への道が始まった。

その実話を元にして制作した作品。
客席から大きな反応はなかったけど、
お客さんは聞き入ってくれてたので
それなりに手ごたえは感じた。

懇親会のあと、帰路に着こうと建物の外に出た。
すると、お客さんに囲まれた。
女の子がいっせいに黄色い歓声を上げた
・・・わけではなく、
70歳前後、白髪交じりの男性4人組だ。
でも、これっていわゆる
「出待ち」じゃない?

上演した作品について、
「良かった」と一言いいたくて
待っていてくれたとか。感激した。

しかし、そこは団塊世代。
感想がストレートではない。

「俺は白鵬が大っきらいなんだ。
でも、ちょっとだけ・・・好きになったよ」

じ~ん。

紙芝居師冥利につきます。
それから、僭越ながら、
横綱に代わってお礼申し上げます。




七夕の会


ひさしぶりに地元・米子の比較的大きな会場で
エレキ紙芝居講演をやります。
地区の人権教育の研修という名目ですが
真面目で堅苦しい内容…
になるはずがありません(笑)
ワタシが語れば、楽しくて
笑いと感動の時間になるのはまちがいなし。
来てくれた人に
90分、思いっきり楽しんでもらいます。

7月7日(金)19:00~20:30
米子コンベンションセンター小ホール
入場無料、どたたでも参加できます。
 
託児を希望される方は、
就将小学校にお申込みください。
6/14日まで。33-4151(担当平田)



2017年6月2日金曜日

米子駅にプラネタリウムが出来たら



米子駅の駅舎が生まれ変わるときに
プラネタリウムを併設したいと
伊木市長がぶちあげたそうな。

ちょうど東京にいたので、
東京スカイツリーの中にある
プラネタリウム「天空」を見学してきた。


「進撃の巨人 IN THE DOME -兵士たちの星空-」という
特別プログラムをやっていた。


立体的で大迫力アニメを全天周映像で展開。
さらに光学式プラネタリウムによる
リアルな星空も組み合わせて楽しませてくれた。

新しく生まれる米子のプラネタリウムでも
こんな最新型エンターテイメント画像が
楽しめたらいいな、と思う反面、
すぐ飽きるのが米子人なので
最初は大賑わいしても
あっというまに閑古鳥が鳴くだろう。
進撃の閑古鳥だ。

税金の無駄遣いにならないようにするには
どうしたらいい?

都会で作られた最先端映像を
「輸入」して上映するより
米子でしか見られないコンテンツを
「地産地消」するのがいいと思う。

都会になくて山陰にあるもの。
豊かな自然を全天周映像で映すのだ。
たとえば、本宮の泉。
初めて見たら、腰が抜けるくらい超絶に透明な水。
あの泉の中に直接カメラを入れて
湖底からニジマスが悠々と泳ぐ姿を
360度カメラで撮影する。
プラネタリウムの観客は
まるで水底にいるヤゴみたいな目線で
大迫力の自然映像を堪能できるだろう。
なんなら、生中継のライブ映像でもいい。

たとえば、大山のブナ原生林。
森の中をドローンを使って
縫うように飛行撮影すれば
観客はまるで蝶にでもなったような
気分が満喫できるに違いない。

地元の人間だって見たことのない
大自然の素顔。
山陰は日本一といってもいいくらい
四季がはっきりくっきりしてるので
シーズンごとに映像を変えていけば
飽きることもなく何度でも足を運びたくなるだろう。






喪黒福造のいとこ


喪黒福造さんとバッタリ。
お会いするのは初めてだったので記念撮影。

6年前に紙芝居を始めて以来
インバネスコートで舞台にあがる。
大正・昭和の文士を気取ってるのだが、
喪黒福造だ~!と言われることがある

似てる?
こうして並んでみると、
喪黒さんほど顔大きくないし。


喪黒さんの兄弟というには
おこがましいので
ま、いとこぐらいかな。