ひさしぶりに立ち寄ったレストランで
注文したカツカレーを待っていたら
珍しい人に再会した。
91歳になるMさん。
米子の町屋で一人暮らしをしているおばあちゃん。
席を移って、ランチを一緒に食べることにした。
非常に頭脳明晰な方で、昭和の話題になると
まるで昨日のことのように教えてくれる。
Mさんは幼児期を日本統治時代の台湾で過ごしたそうな。
ダム建築に関わる設計技師だったお父さんの仕事の都合で
内地に戻り、東京の赤坂見附にある
女学校に通うことになった。
Mさん「台湾は温かったのに、東京は大雪でねえ」
ゴロ「東京はたまに雪が積もって、
そのたび騒ぎになりますよね。昔からなんですね」
Mさん「でも・・・まさか、
あんな大騒ぎになるとは思いませんでした。
銃撃事件が起こって、帝都は大混乱」
ゴロ「は?・・・それって、もしかして」
Mさん「2月26日、
ちょうど今時分でしたねえ。」
ゴロ「ぐわっ!2.26事件ですか!
兵隊と、で、出くわしたんですか!!」
Mさん「直接は見ません。でも、
学校が赤坂見附だったもんでねえ。
焼けた跡とか、壊れた建物とか見ましたよ。」
Mさん…スゴ過ぎる!
昭和11年、歴史の生き証人!
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