早起きして、蓮を見に行った。
伯耆古代の丘公園(米子市淀江福岡)では
今月はいつもより1時間早く、8時から開園している。
蓮って、こんなにたくさん種類があったのか!
びっくりするくらい様々な種類の蓮が
池ごとに育てられている。
朝早いと、蓮が音をたてて咲く瞬間に
出会えるものと思っていたのだが
どうやら音がするというのは、まったくのウソらしい。
かの啄木や子規が句に読んだり
開花音を聞くと、悟りが開けるとか
地獄に堕ちずにすむという、言い伝えが
古くからまことしやかに語られているけど。
とっくの昔に科学的に否定されてるんだって。
古代蓮を発見した、かの大賀博士や
牧野富太郎博士ら10数名が集まって、
昭和10年に上野の不忍池で実証実験して、
わざわざ無音を確認したそうな。
ずいぶん昔から、論争があったんだね。
開花音はただの都市伝説にすぎなかったのに
いまだに信じる人が絶えないのは
やっぱり、信じたい人がいるんだろうなあ。
そういう人の夢を壊すのも野暮な気がする。
やっぱり、紙芝居師としては、
「朝早く蓮池に行ったら、もう、あちこちで
ぽん!ぽん!ぽぽぽん!って
まるでタヌキの腹太鼓みたいでしたよ」と
紹介すべきかな。
0 件のコメント:
コメントを投稿