米子映画事変の目玉企画「三分映画宴」。
回を増すごとに、熱気がすごい。
アマチュア映像コンテストとして、
個性的で独特な存在感が際立ってきた。
すなわち、ライブ感。
アマチュアが応募した3分以内の映像作品を
観客と審査員が同じ会場で鑑賞するのだが、
司会進行の「アニメ会(芸人4人のユニット)」が
舞台そでに控えていて、
作品が終わって次の作品が始まる
数十秒の合間に鋭い感想・寸評を突っ込む。
共感で場内に爆笑が起こることもしばしば。
この「お笑いライブ」の感覚が
全く新しい映像コンテストの形を生んだ。
場内の反応やウケで、
映像の意味や価値が変わっていくのだ。
自分の反応が評価の一部になっていく連帯感。
自宅で一人きり映像を見ているのと全然違う。
パソコンやネットの進化、
映像周辺機器の発達で
いつのまにか映像は一人で見るのが
主流になった現代で、これは
革命的な出来事ではないか。
まさに「映画事変」だ。
世界中にファンがいる巨匠・押井守監督が
米子で一般客と共に映像鑑賞していることもスゴイが、
総評として、ご本人が語った言葉も、映画事変だ。
「映画祭って、嫌いなんだけど・・・(中略)
目が覚めました」
田口清隆監督と押井守監督
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