2017年11月22日水曜日

天然もののタイヤキ


「天然もの」をいただいた。
タイヤキは焼く鉄の容器の形によって
「天然もの」「養殖もの」の違いがあるそうな。
一匹づつ単独の鋳型で焼くのが「天然もの」で
同時に沢山焼く鋳型が「養殖もの」なんだとか。

甘いものが苦手でタイヤキは数年ぶり。
しかし、御来屋(みくりや)の
林たい焼き店といえば地元では有名で、
ワタシの耳にままで届くくらい。
しかも、まだホカホカ温かいではないか。
これは試してみないと!

しっぽまでぎっしりつまったつぶ餡は
左党(左翼じゃないよ)のワタシでも
大丈夫な、上品で程よい甘さ。
ちょっと小ぶりな天然ものだが
あんこが透けて見えるほど、薄焼き。
カリッとしていて香ばしい。
こりゃ、店先で焼き立てを食べると、
好きな人にはたまらないだろうな。

夏の熱い時期は休業していて、
10月から営業を再開する地域密着型のお店だとか。
旬がやってきた!

2017年11月20日月曜日

ホスピタリティをデザイン


超高級旅客列車「瑞風」の
客室インテリアのデザインを担当した
浦一也さんの講演に行ってきた。
浦さんは日本の外交の舞台である
京都御所のデザインも手がけられているそうな。
いわば、高いホスピタリティの求められるデザインの第一人者。

ワタシは瑞風の乗客を相手に
駅のホームでエレキ紙芝居を上演したことはあるけれど
さすがに車内には立ち入らせてもらってない。
紙芝居屋ふぜいは
異次元の豪華客車の内装を
背伸びして窓越しに覗き見するのが精いっぱい。

講演ではプロジェクターで、
内装だけでなく、細かい調度品にいたるまで
デザインのコンセプトを解説してもらった。

浦氏が瑞風のデザインをするにあたって
世界中の高級ホテルを取材、研究して
スケッチされた貴重な絵も見せてくれた。

・・・この講演、無料でいいの?
淀江、すごいホスピタリティじゃない?

2017年11月19日日曜日

ブルーシートのサンタさん


鳥取県中部地震から一年以上。
鳥取県の中部森林組合からの依頼で
震災復興をテーマに描きおろした
「ブルーシートのサンタさん」を
 山陰放送ラジオの生放送で朗読した。

ラジオなので、イラスト抜きだったんだけど
リスナーからの反響がすごかったらしい。
「画伯」としては微妙だけど
素直にウレシイ。

被災した三人家族の物語で、
小さな女の子の視点と
未来のお父さんの視点で描いた、
5分程度のファンタジー。
これからクリスマスシーズンだし、
チャンスがあればあちこちで上演したいなあ。

冬の始まり


急に冬がやってきた。
深夜、雨音ではなく霰が屋根を
たたくような音で目がさめた。
朝が来て外に出ると、強い北風が頬を刺す。
ツタの葉で覆われ、緑の箱みたいな
米子一のモジャハウス、
喫茶店「ハマ」の壁面のハッパも、
ほとんど落ちてしまった。

2017年11月18日土曜日

しまね大交流会に参加




ごったがえす「くにびきメッセ・大展示場」(松江市)に入ると
来場者はまず、入り口で「若者」と「大人」に分けられる。
この会場に足を運ぶ若者の多くは学生なので
それ以外は必然的に「大人」となる。
ワタシが「若者」に該当しないのは当然だが、
「大人」とかかれた名札フォルダーを
首から下げるのも若干抵抗があるよ。
ワタシ用に「バカ者」
あるいは「いい大人」という
名札を作ってくれれば良かった(笑)。

大学生が自分たちの活動をプレゼンする
イベントが学園祭だとすると
この「しまね大交流会」はいわば、逆・学園祭。
地域の「大人」たちが、地元で学ぶ「若者」たちに
自分たちの活動を知ってもらおうと集まっているのだ。
ずらりとならんだブースに、
企業、自治体、団体などがそれぞれ
思い思いの展示とプレゼンを行っている。
ただプレゼンは時間が決まっていて
5分間だけ集中して行われる。
毎回、アナウンスに促され、
ブースの半分づつが周りに集まった聴衆相手に
一斉にプレゼンを開始する。


女子学生を前に、攻めているこの団体は
松江市(!)
行政のブースも工夫を凝らしていて楽しい。

事前に学生たちには投票シールが渡されていて
面白かったと思うブースに貼る仕組み。
人気が一目瞭然。
そう、選ぶのは若者なのだ。


↑「島根県警本部」が健闘している~。

就職期になって行う就職フェアや
企業説明会では遅すぎる。
若者の地元離れを食い止めようと
始まったイベントだが、
魅力的な大人が地元にいるんだ、ということを
リラックスした感じでこうやって若者に知らしめる
とてもいい企画だと思う。
若者と大人の交流だけでなく
企業同士、大人同士の交流にもなるし
会場は好奇心と活気に満ちていた。

ところで、一角にワタシが興味を持つ分野を
研究課題にしている大学生の発表ブースがあったので
素直で実直そうな「若者」相手に、
質問したりズケズケ意見を言ったりして
勝手に楽しい気分にさせてもらった「いい大人」でした。




2017年11月10日金曜日

クチナワさんが朽ちる秋

淀江まるごと道草日和のイベント
「上淀巡礼②」に参加してきた。

9月の初めに八朔綱引きで
神事の主役だったクチナワさんが、
打ち捨てられて朽ちるにまかされていた。
まさに、朽ち縄だ。
また来年の八朔に、新しい命をふきこまれるまで
豊穣を司るヘビの神様はここで
冬眠(?)ということなのか。
このあと、古墳だった小山を探索していたら
1.5mはありそうなホンモノのヘビに出くわした。
と同時に、近くで大きなカエルがぴょこんとはねた。
どうやら、食事の邪魔をしてしまったらしい。
ごめんなさい~


古代人が見た風景と
今でもそう変わらないかもしれない
秋の上淀。

2017年11月8日水曜日

大絶景


朝から快晴なので、さぞかし大山が
キレイだろうとワクワクしながらの枕木山。
中海に霧が立ち込めて、いまひとつ。
でも、この景色は大好き。
独特で特殊な地形が良くわかる。
大山を正面に見据え、
弓ヶ浜で日本海と隔てられた
中海が眼下に広がる。
写真には入りきらないけれど
右には大根島が浮かぶ大パノラマだ。
山陰随一の大絶景。

とくにここからの眺めは
日本最大の砂州、弓ヶ浜が
霊峰大山の前に横たわっているように見える。


弓ヶ浜は縄文時代に形成が始まったと言われている。
つまり、それまでは海の底。
何もない海の上に、満月の日に
突然白い砂の道が現れる。
それは、さぞかしミステリアスで
神々しい光景だったろう。
古代人の目には大山の前を横切る
巨大な白蛇の出現に思えたかもしれない。

聖なる山を守る「しめ縄」。
それが古代から続く弓ヶ浜のイメージ。
そうワタシは信じている。

2017年11月7日火曜日

大山どりがベスト!


大好きな番組「世界!ニッポンに行きたい人応援団」で
大山どりが、めっちゃいい感じで紹介されていた!

和食ファンのドイツ女性のエリザさんが
最も好きな料理がオムライス。
おいしい作り方を教わりたいと東京に到着。
興奮マックスで来店したのが「新川津久井」


名物のチキンオムライスを作るのが、越田シェフ


その絶品チキンオムライスの
美味しさのヒミツを探りに築地へ。


創業110年にもなる、鶏肉専門の卸店「鳥藤」。
老舗のレストランや名のある料亭に
鶏肉や卵を卸しているとか。
青森シャムロック、比内地鶏、名古屋コーチン、
阿波尾鶏、日向鶏など、名だたる銘柄鶏を
毎日、日本全国から14種類そろえているという。
その店をしきっている鈴木氏が
「鳥取県の大山どりは、
焼いても煮込んでも揚げても
すべてにおいて高いレベルで使える」と解説。

地元民からすれば、これだけでも鼻高々な気分なのに
鈴木氏は自分が好きでしょうがない、チキンライスに
もっとも合うのが大山どりだと力説を始めた。
チキンライスの鶏肉は細かく切って使うため
弾力感と旨味が重要だそうで
それにもっとも適しているそうな。

チキンオムライスの達人
越田シェフが行き着いたのも
大山どりだと言う。

うお~!
今度東京に行ったら、ゼッタイ行く!



2017年11月6日月曜日

緊張と緩和


真言宗のお寺さんが集まって
「出雲國十三仏霊場」と呼ばれるようになって
35年が経つという。
宍道湖のほとりの満願寺で
開創35周年記念法要が営まれた。

本堂で十三寺のお坊さんが勢ぞろいして
読経する光景は、荘厳で迫力満点。
なんと、ワタシは本堂の最前列に座っていたのだ。
目の前でお坊さんが一斉に立ち上がって
大声で読経しながら、
ご本尊の内陣をぐるぐる行進する様子に
ワタシは圧倒されっぱなし。
と、同時に気が遠くなってきた。

この重厚な儀式のあとが
ワタシの出番だから(汗)。
本堂がエレキ紙芝居の会場に早変わり。
この落差は空前絶後だ。

法要が終わった後
大勢の信徒さんとお坊さんが
リラックスしていただき、
幸いにも、大爆笑で沸いた。
「緊張と緩和」が笑いの神髄だと語った
枝雀師匠の言葉は真実だ。
ああ~よかった。ホッとした。





でも弘法大師さま、
ネタにして申し訳ございません。

2017年11月5日日曜日

JK課がやってきた!


ダラズFMの番組
「喜八だましいリターンズ 帰っていいとも!」
の収録に話題の「JK課」のメンバーがやってきた。
男子が一名いるけど、全員現役の高校生。

 鳥取県日野町で地域づくりに情熱を燃やす
高校生ボランティアに
町役場が活動拠点に庁舎を開放し、
「JK(地元改革)課」と称したという。
女子高生の略かと思ったら、な~んだ(笑)

でも絶妙なネーミングがよかったのか
あちこちマスコミが取り上げている。
この日もNHKと日本海テレビのクルーが取材に。



課長のあすかちゃんはじめ
メンバーはみんな陽気で明るくて
自分たちの住む町が好きでしょうがない感じ。
もっともっとにぎやかにしたい、と
元気いっぱいに語ってくれる。
ほっこりとした気分になって
楽しく収録させてもらった。

でも、たまげた。
最年少のJK課メンバーは
2001年生まれだそうな。
ス、スターチャイルドではないか!


重文・門脇家住宅で


重要文化財・門脇家住宅の一般公開に合わせて
新作紙芝居を描き下ろし上演。


重厚な茅葺屋根の下の大空間がライブ会場。
土間にスクリーンを立てて
お客さんは座敷から観覧。

門脇家の奥さま、音楽家の門脇めいこさんが
作曲とキーボード演奏を担当して
初のコラボ上演となった。

門脇家の祖先の活躍を大河ドラマ風に描いた
本格時代劇
「信長の感謝状」
~戦国門脇ものがたり~


はじまり、はじまり~


なんだか銅像みたい。