ごったがえす「くにびきメッセ・大展示場」(松江市)に入ると
来場者はまず、入り口で「若者」と「大人」に分けられる。
この会場に足を運ぶ若者の多くは学生なので
それ以外は必然的に「大人」となる。
ワタシが「若者」に該当しないのは当然だが、
「大人」とかかれた名札フォルダーを
首から下げるのも若干抵抗があるよ。
ワタシ用に「バカ者」
あるいは「いい大人」という
名札を作ってくれれば良かった(笑)。
大学生が自分たちの活動をプレゼンする
イベントが学園祭だとすると
この「しまね大交流会」はいわば、逆・学園祭。
地域の「大人」たちが、地元で学ぶ「若者」たちに
自分たちの活動を知ってもらおうと集まっているのだ。
ずらりとならんだブースに、
企業、自治体、団体などがそれぞれ
思い思いの展示とプレゼンを行っている。
ただプレゼンは時間が決まっていて
5分間だけ集中して行われる。
毎回、アナウンスに促され、
ブースの半分づつが周りに集まった聴衆相手に
一斉にプレゼンを開始する。
女子学生を前に、攻めているこの団体は
松江市(!)
行政のブースも工夫を凝らしていて楽しい。
事前に学生たちには投票シールが渡されていて
面白かったと思うブースに貼る仕組み。
人気が一目瞭然。
そう、選ぶのは若者なのだ。
↑「島根県警本部」が健闘している~。
就職期になって行う就職フェアや
企業説明会では遅すぎる。
若者の地元離れを食い止めようと
始まったイベントだが、
魅力的な大人が地元にいるんだ、ということを
リラックスした感じでこうやって若者に知らしめる
とてもいい企画だと思う。
若者と大人の交流だけでなく
企業同士、大人同士の交流にもなるし
会場は好奇心と活気に満ちていた。
ところで、一角にワタシが興味を持つ分野を
研究課題にしている大学生の発表ブースがあったので
素直で実直そうな「若者」相手に、
質問したりズケズケ意見を言ったりして
勝手に楽しい気分にさせてもらった「いい大人」でした。
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