自宅のすぐそばの田んぼが、収穫直前だ。
電線にスゴイ数の雀が並んで、めじろ押し。
スズメがメジロっておかしいか(笑)
ふと、亡母を思い出す。
窓の外から見えるこの光景を
飽きずにじっと眺めていた。
ちゅんちゅん、ちゅんちゅん、
うるさいぐらい鳴いている雀の群れを見ながら
こうつぶやいた。
「寿命は1週間ぐらいかな」
ボケてしまった母に話を合わせるのは
慣れっこだったが、つい反論してしまった。
「いや、いくらなんでも、もう少し長いだろ」
すると母「1か月は、もたんだろう」
「いったい、なんの話?」
「内閣」
「は?」
母親のひじの下に、新聞が広げてあった。
一面に大見出しが。
「第二次 管内閣 発足」
ずっこけた。
風刺漫画家を自称するワタシが完敗。
ああ、あれから7年目の実りの秋か。
0 件のコメント:
コメントを投稿