2018年6月18日月曜日

米中経済戦争が次の段階に!


参議院議員の青山繁晴氏によると
〈6/18 虎ノ門ニュース)
米朝首脳会談で金正恩を取り込むことに
成功したトランプ大統領は、
すでに始まっている米中経済戦争で
すごい手に打って出るそうな。
25パーセントもの関税をかけて
輸入制限かけるのもすごい話だけど、
なんと、中国マネー自体が米国に来ないようにするんだとか。
もちろん全額でないにしろ、
中国からの投資に規制をかけるつもりなんだとか。

ふつう、米国企業への投資はどんなことがあっても
大歓迎のはずだけれど、
米国企業に対する投資までお断り!
なんて、まさに戦争以外のなんでもない。
トランプ大統領以外、考えもつかない驚天動地の発想で、
世界経済は大変な事態に突入しそうだ。


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ゴロ画伯のライブ予定

6/19 (火)18:00開場18:30開演
米子市角盤町2-64ワンメイク
「あばれ太鼓閉店祭」
ジャズピアニスト森下滋とのコラボ
エレキ紙芝居

6/27(水)19:00開場19:30開演
松江市竹矢町安国寺隣 ごくらく亭
「エレキ紙芝居@夜のごくらく亭」
1500円ワンドリンク&スイーツ付

7/1(日)13:00開演 14:00頃出番
浅草・竜泉 長国寺「辻講釈」
入場無料、おひねり大歓迎

7/4(水)13:00開場13:30開演
境港市シンフォニーガーデン
講演「安心はどこから来るか」
心理学や仏教をベースにした紙芝居講演
入場無料

7/14(土)
日吉津イオン チューリップコート
「地元に帰ろう!」エレキ紙芝居講演
県立ハローワーク米子応援企画
入場無料

7/20(金)19:00開場19:30開演
米子市両三柳2788-11 Caféノア
「エレキ紙芝居ライブ@Caféノア」
1500円 ワンドリンク付き


2018年5月18日金曜日

永遠のヤングマン


ヒデキは「モテる男子」の代名詞だった。

若い女子だけでなく、
子供たちからも「リンゴとはちみつ」で
絶大な人気があったし
大ヒットした「ヤングマン YMCA」が
もともとゲイソングだったことを考えれば
そっち方面からも当然モテたに違いない。

なにしろ日本人離れした長い脚、
ワイルドだけれど甘いマスク。
陽気で、ひとなつっこい笑顔。
国民的な人気も納得がいく。

とはいえ、7歳年上のヒデキは
ワタシにとってああなりたいという
目標だったりしたことはない。
小学生~中学生だったワタシが
いくら成長したところで、
ヒデキに近づくことなんて想像すらできない。

あまりにも路線が違う。
なにしろ外国人離れした短い脚。
マイルドだけれどひきつった笑顔。
自虐的になるのも納得がいく。

なので、はやばやとヒデキ路線は捨てた。
しかし、女子にモテるという夢は
捨てられないのが男の子というものである。
このギャップがつらい。

ワタシは人生の苦悩をヒデキから学んだ。

合掌。

2018年5月2日水曜日

安堵?優子キャスター


4月24日放送の「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系)で
北朝鮮で起こった中国観光客のバス事故被害者を
金正恩委員長が見舞ったという、報道映像を見て
「これを見ると本当、血の通った人間なんだっていう、
すごく、ある意味、好印象...」と語ったそうな。
それを作家の百田尚樹氏が「ものすごくバカ」とツイッターで批判。
「本当の感想か、台本読んだだけなのかは知らないが、
どっちにしても、ものすごくバカであるのは間違いない!」

たしかに。
叔父さんを高射砲でバラバラにして、犬に食わせたり
お兄さんを白昼堂々、他国の空港で暗殺したり、
部下があくびしただけで簡単に処刑するような
無慈悲で凶悪凶暴な独裁者。
国民を飢えさせ、奴隷労働させ、
数百人の拉致被害者を帰国させない
その張本人を「好印象」に見せようとする、
北朝鮮のプロパガンダ映像でしょうよ。
なのに、
無批判、その意図の通りTV放映するフジテレビ。
情報をテレビに頼っている、おじいちゃんおばあちゃんはじめ、
どれだけ多くの、人のいい国民が真に受けただろう。
これじゃ、まったく北朝鮮の手先じゃないの。
悪い人だと思っていたけど、
実はいい人だったんだ!

な~にを安堵優子。


2018年2月26日月曜日

小春日和


おだやかな朝の皆生海岸。
まさに小春日和。
ふだんは厳しい波涛が叩きつける日本海
三角波の向こうに島根半島が見えるのだが
今日は影も形もないのは、海面にけっこうな量の
水蒸気が出ているせいだろうか?

特に厳しかった今年の冬も
そろそろ終わりなんだろうな。

とはいっても、まだまだ天候が変わりやすく
あっというまに冬に逆戻りする。
冬と春がせめぎ合う風景がダイナミックで
ワタシは山陰のこの季節が一年の中でもっとも好き。

朝、外に出ると一面の雪景色。
冬ががんばっている。
が、重く垂れこめた灰色の雲を割って
春の陽光が地表を照らす。
みるみる雪が融けて、冬を蹴散らしていく。

負けじと冬は北西の強風を使い、
雲をぐんぐん補充しようとする。
光のすじがこれを薙ぎ払うように現れる。
冬と春が覇権を争って、チャンバラしてるようだ。
その有様は、まさに神々しい。
山陰は神がおわす土地だ、とまざまざと実感する。

ところがこのスペクタクルな光景を、
自分以外の誰も見ていないのではないか、
近くに誰もいない。もったいない~!

神々の光景を独り占め。
山陰旅行をするなら、この季節だと思うな。






2018年2月25日日曜日

米子とバンクーバー


米子美術館で始まったシンディ望月展。
オープニングの式典におじゃました。
真ん中の小柄なスカートの女性がシンディさん。


セレモニーの後、キュレーターの原万希子さんと共に
作家自身による作品解説。


アニメーションとインスタレーションが
組み合わさった不思議な空間。
マルチメディア作品展。

二人ともカナダのバンクーバー在住なのだが
不思議な縁で米子に呼び寄せられ
もはや、第二の故郷となったと、語った。



招へいされた現地で芸術を生み出す
アート・イン・レジデンスという活動が
バンクーバーと米子という二つの町を時空を超えてつなぐ。

シンディさんも米子に訪れた最初のうちは
バンクーバーの近くにある湖と、中海が
夕陽に輝く美しさが似ているなあと
共通点を発見する程度だった。

中海遊覧船の船頭さんに教わった
今はない「たつみ」という料亭の話。
中海に浮かぶ萱島で
戦前、謎の美人女将が経営する料亭は
米子のお金持ちの間で評判だった。
シンディさんは、この料亭とバンクーバーが
時空を超して繋がっていたという、
ミステリアスなファンタジーを思いつく。

ストーリーに肉付けをするため、
史実をいろいろ調べ、萱島にも上陸。
米子滞在中に、マスコミなどを通じて、
当時の「たつみ」を知るお年寄りと出会い
インタビュー取材をした。

しだいに米子で知り合う人の縁や
掘り起こされる歴史的な偶然が
ただ事ではないことに気が付いた。
それはバンクーバーに戻ってからだった。

実は、今から100年以上前に弓ヶ浜から
バンクーバーに渡った開拓団があったそうな。
人種差別や過酷な労働条件のもとで、
大変な苦労をされたようだ。
ところが、祖国の家族や友人にあてた手紙には
豊かで幸せな暮らしをしているという
まったく逆の作り話が書かれていた。

当時の開拓団の写真が残っているが、
森に入って、作業している様子なのに
なぜかみな、サスペンダーに白いワイシャツ
一張羅の洋服を着ている。
これを見たら、日本の人は、
開拓団は実にカッコよく仕事をして
優雅に暮らしていると勘違いしただろう。

地獄のような入植生活をなんとか改善したい。
日本から助けを呼びたい、
なんとか海を渡ってきてほしい。
そのためにはウソをついたという、切ない話だ。

シンディさんはバンクーバーで
このころの米子の人が
地元に残った人を呼び寄せる手紙を
発見したという。

展覧会場の横ではそんな歴史がわかる資料、
写真や書籍なども合わせて展示されている。

芸術家の思いついたファンタジーが
実在の歴史を呼び起こし
新しい繋がりを生んで、広がっていく。



2018年2月24日土曜日

たたら


「たたら」とはふいご装置のことである。
砂鉄を溶かす際、炉内の温度をあげるため
強制的に空気を送りこむ仕組みを
「たたら」と呼んだ。
ふいごを踏む係は「番子(ばんこ)」といい、
交代で作業を続ける。
これが「かわりばんこ」の語源なんだとか。

2018年2月23日金曜日

あの年も雪が・・・



ひさしぶりに立ち寄ったレストランで
注文したカツカレーを待っていたら
珍しい人に再会した。
91歳になるMさん。
米子の町屋で一人暮らしをしているおばあちゃん。
席を移って、ランチを一緒に食べることにした。

非常に頭脳明晰な方で、昭和の話題になると
まるで昨日のことのように教えてくれる。

Mさんは幼児期を日本統治時代の台湾で過ごしたそうな。
ダム建築に関わる設計技師だったお父さんの仕事の都合で
内地に戻り、東京の赤坂見附にある
女学校に通うことになった。

Mさん「台湾は温かったのに、東京は大雪でねえ」

ゴロ「東京はたまに雪が積もって、
そのたび騒ぎになりますよね。昔からなんですね」

Mさん「でも・・・まさか、
あんな大騒ぎになるとは思いませんでした。
銃撃事件が起こって、帝都は大混乱」

ゴロ「は?・・・それって、もしかして」

Mさん「2月26日、
ちょうど今時分でしたねえ。」

ゴロ「ぐわっ!2.26事件ですか!
兵隊と、で、出くわしたんですか!!」

Mさん「直接は見ません。でも、
学校が赤坂見附だったもんでねえ。
焼けた跡とか、壊れた建物とか見ましたよ。」

Mさん…スゴ過ぎる!
昭和11年、歴史の生き証人!


2018年2月19日月曜日

ぐっすり米子


米子市の新しいアメニティグッズが出来ました。
トートバッグです。
「ぐっすり米子~宿泊拠点都市~」
というキャッチフレーズと
すやすや眠っているキャラクターをあしらいました。
布団をかぶっているようにも、
うつぶせに寝ているようにも見えます。
意外かもしれませんが、
ゴロ画伯のデザインです~。

米子市は有名な観光地ではありませんが
山陰のど真ん中にあり、山陰の玄関口です。
交通結節点なので、宿泊地に選んだら、
非常に便利です。
美味しいお店がたくさんあるので
お腹いっぱい食べて、舌つづみをうって
次の日の山陰観光にそなえて
ぐっすり休んでもらいたい、
という思いを込めたデザインなのです。

これから各種イベントなどで配ろうと思いますが、
欲しい方は、米子情報局どげな?
(米子市法勝寺町70 ダラズクリエイトボックス)
に、どうぞお越しください。


2018年2月16日金曜日

日本刀のふるさと


日本一人口が少ないことで有名な鳥取県の中でも、
さらに人口の少ない日南町にある
「たたらの楽校」を取材してきたよ。
米子で日本海にそそいでいる日野川の源流を
遡った山深い土地。
すっかり雪が融けた平地にくらべ、
山の上にある盆地は一面の雪原だった。
ふだんは展示していない
玉鋼(たまはがね)と日本刀(脇差)を
間近に見せていただいた。
銀色の隕石みたいな塊が、玉鋼。
たたら製鉄によって得られる鉄の中でも
最も純度が高く、
全体のほんの数パーセントしか取れない
稀少部位だそうな。
鉄の大吟醸というわけか!
玉鋼は純度が高いので、なんと錆びないらしい(!)

手に取ってみたのは初めてなのでコーフンした。

いっぽう、黒紙の上に置かれた
赤茶色の塊は純度の低い鉄で、
のした鉄板の形で流通し
農具などに使用されたそうな。

ちなみに砂鉄の世界三大産地は
カナダとニュージーランドと
日本列島。
その日本の鉄生産の7割8割を
まかなっていたのが山陰。
特に、砂鉄を獲るために山を切り崩し、
大量の土砂を日野川の下流に流したため
堆積してできたのが
米子のある弓ヶ浜半島だと言われている。
その分量はなんと
現在の米子市全域に
高さ1.9メートルの量!に達するそうな

大袈裟に言えば
米子人は日本刀の子孫だ(笑)

2018年2月12日月曜日

お宝は自分で見つけるもの


ふるさと再発見生涯学習講座
「地域のお宝再発見」に参加。

パネリスト三人のうち二人とは
酒を呑んだことあるし、良く知っているんだけど
客席であらたまってちゃんと話を聞くと、
知らなかったエピソードも出てきて楽しかった。
米子から吹雪の中を1時間半、
車を走らせたかいがあった。

「鳥取は何もないから~という
言葉をよく耳にしませんか?
鳥取人気質として遠慮してるだけかもしれませんが、
実は私たちが気づいていないだけで、
鳥取にはたくさんのお宝があります」という
冒頭に語られた中原斉さんの言葉に共感する。

「何もないから~」ではなくて
「何も知らないから~」あるいは
「何も勉強する気がないから~」だろう。
これは鳥取県人に限ったことではなく、
日本人全般に言えることだと思う。
身の回りにあるもの、起こっていることに
興味を感じず、無関心な人ほど、
日常がつまらない、人生が面白くない、
自分は不幸だと感じ
などとおっしゃる。

これからの日本は観光を
経済成長の柱にする必要がある。
特に、地方ほどその気構えが必要だ。

自分たちが面白くないと
思っているものを
だれが面白がってくれるの?



イカ刺し


朝獲れだというシマメイカを刺身でいただいた。
手打ちウドンくらいに切りそろえられているから
言うわけじゃないけど、
ハンパなくコシが強かった。
アニキサス対策で横方向にも細かく切れ目が
入れてあるんだけど、それでも口の中で
跳ね返るような力強さがあった。
歯ごたえを感じているうちに
ほんのり甘さが広がってくる。
これはどうしたって、日本酒で
お迎えしなければならない~!

フライング気味だったけど、ビールを呑みきる前に
冷酒を頼んでおいてよかった。
イカの舌触りを楽しみながら、
日本酒の薫りを鼻口にくぐらせる。
うほほ。これは、たまりません。

しかも、添えられたワタが最高。
新鮮でコッテリと甘い。
もうすぐバレンタインだけど、チョコより甘いんじゃないの?
冷酒を使って甘さをほどいて、流し込む。
う~。美女軍団よ、チョコはいらない、ワタをくれ。

山陰は再び寒波に襲われ、
陽が沈むと底冷えがキツイ毎日だ。
でも、漁師さんのおかげで、こんなウマイものを
いただいております。
ありがとうございます~。

2018年2月10日土曜日

吉原で、お化けと遭遇!



2月4日、浅草の長國寺での
講談会(辻講釈)が終わって
懇親会場に向かう途中、
とてつもない集団と遭遇した!
場所は有名な吉原神社のそば。


つぎつぎ、神社の方から怪しい人たちが現れる


途中でポスターを発見。
そっか~!
面白いイベントが近所でやってたんだ~。


いちばん最初のキツネ面のお化けが
のし袋を見せびらかしていたから、
どうやら賞金をゲットしたみたい。



2018年2月2日金曜日

南南東が恵方だってさ


事務所で恵方巻をいただいた。
評判のいい海鮮丼屋が作った海鮮巻なので、
なかなか美味しい。

とはいえ。
節分に恵方巻を食べる習慣なんて
そもそも山陰にはない。
チョコを売りたい製菓業界に
バレンタインデーが利用されたように
コンビニ業界が恵方巻を広めたんだよな。
関西の風習を利用して
セブンイレブンが全国展開してすっかり定着、
こうして流行が嫌いなワタシまで
口にするようになったわけだ。

今年の福の神のいる方角「恵方」は
南南東なんだそうだが、
縁起をかつぐのも嫌いなワタシは
方角なんか気にして食べたりしない。
「恵方」を向いて食べると幸運になる?
もっともらしくテキトーなこと言ってるよ。
だいたい、そんなに正確に
方角なんてわからないだろう。

あ、スマホに方位がわかるソフトがあった。

立ち上げてみた。
おお!なんてこった
ちょうど南南東を向いて食べていたぞ。
こいつは、春から縁起がいい!

・・・テキトーだよなあ。



2018年1月29日月曜日

市長出演


ワタシがパーソナリティをつとめる
ダラズFM「帰っていいとも!」の番組に
伊木隆司米子市長が出演!
都会に進学した若者に
Uターン就職をすすめるという、
番組の目的にいたく賛同、
自らも東京からのUターン経験があり
エピソードを熱く語ってくれた。

伊木市長は、中央大学卒業後、
公認会計士として東京の監査法人に就職し
若くして大企業の経営者にモノ申す立場に。
年間100日以上、全国各地に出張して
現地の工場を監査して回る
多忙な日々を過ごしたそうな。
監査という仕事で地方にいけば、
当然、下にはおかない接待をされるだろう。

「若いのに、どこへいっても
持ち上げられて、さぞかし
天狗になったでしょうね」
と意地悪な質問すると、
伊木市長は苦笑い。

ただ、30歳が近づくにつれ
このままでいいのかという思いが
日々、強くなっていったとか。

「自分の替りなんて、いくらでもいるんだろうなあ」
「自分がいなくても、誰も困らないだろうなあ」

自分の存在「意義」に「異議」を感じる
「伊木」さんだったわけだ。
そう!分かる、分かる。

群衆の中の孤独。
喧噪の中の疎外感。
都会生活でついて回る感覚だ。
まだ若くて、実力がなく、自信がもてない時期はなおさらだ。
特に独身で、将来の見通しがつかないのに
漠然と自分の人生を考えた時、
都会の雑踏にいると、たまらなく不安になる。

28歳の時、思い切って地元に戻った伊木さんは
収入も減り、当然ながら派手な仕事もなくなったけれど
意外に仕事はたくさんあり、
内容にもやりがいを感じるようになったとか。

あるとき、漁業に従事する老夫婦の
税務相談に乗っていて
「魚を買って食べたことがない」という
おばあちゃんの言葉を聞いて驚いた。
「豊かだなあ」と感じたという。
そう、経済と豊かさは別物なのだ。

このことに、気がつくかどうかは
人生の中で大きいと思う。

若者に、それをどう伝えるか。
楽しく、面白く、エンターテイメントに。
できれば、感動的に。
ワタシの出番があるような気がするぞ~。





2018年1月27日土曜日

座禅体験


米子市内の曹洞宗のお寺
福厳院にお邪魔して
ブロガー仲間と座禅体験。
教わった作法に従って、
壁面に向かって座る。
同じ禅宗でも臨済宗は、
通路側に向かって座るのだそうだ。

両足の裏を上に向けて組む座り方を
結跏趺坐(けっかふざ)というが、
初めての人はめちゃ痛いし、安定しないので
片足だけを上げる半跏趺坐(はんかふざ)を薦められた。

でも、ワタシは結跏趺坐で座った。
毎朝30分ほどこの姿勢で読経瞑想、
ストレッチの後、改めて15分、
黙して只管打坐をしている。
むずかしいように見えて、実は
慣れたら結跏趺坐が一番楽なのだ。
あぐらよりずっと長時間同じ姿勢でいられる。
居酒屋とか、落語会とか、座敷の場合があるが
あぐらだと、ワタシは腰がすぐに痛くなるので
ザブトンを二つ折りにしてお尻の下に入れ
さっさと結跏趺坐で足を組む。

もう、かれこれ20年近く前になるけど
アドラー心理学者の野田俊作先生に
瞑想の手ほどきを受けた。
身体を揺らす瞑想や、踊る瞑想、歩く瞑想など
いろいろやってみたけど、
ワタシには座禅系がしっくりくるので
ずっとこれを続けている。

なんで座禅や瞑想を続けているのかと
聞かれたら、上手く答えられない。
やらないと気持ち悪い、
くらいしか言えない。

無念無想なんて、何年やっても無理だし、
とても人間が上等になったとは思えない。
ましてや「悟り」なんか、
何百年何千年たとうが不可能だ。

ただ、面白いアイデアは
良く降りてくる。
あと、巡り合う人の縁が
素晴らしいような気がする。

だらず様と出会ったのも、
母親を在宅で看取れたのも
紙芝居を始めたのも
カミさんと仲がいいのも
そのせいだと思う。






2018年1月26日金曜日

開かずの門


米子の旧市街にある名家の門。
今から約70年前に一度だけ
開けられたことがあるそうな。
昭和天皇がお泊りになった時だとか。

戦争が終わり、GHQによる統治が始まり、
全国各地で混乱が続いた。
敗戦のショック、食糧難、
家族を失い、生きる希望を失い、
途方に暮れる多くの国民がいた。
そんな時、国民を慰め、励まし、
また復興のために立ち上がる勇気を与えることが
自分の責任だとお考えになり、
陛下は全国巡幸を始められた。
自らの危険をかえりみず、
群衆の中に飛び込むように国民に寄り添われ
国民の苦しみを自らの苦しみとされる姿を
国民は大歓迎した。

各地で国民から熱狂的に迎えられる様子は
当時、世界中を驚かせたらしい。
敗戦国の元首や国王が
殺されも失脚もせず、 
逆に国民から歓迎される例が
いったい世界のどこにあるというのか。

昭和22年、陛下は米子市にも
お立ち寄りになったそうな。
この時の様子が知りたいもんだ。

冬の日本海


朝の新雪を踏みわけながら、海岸に到着。
テトラポットに打ちつける波涛が
雷鳴のような重低音となって腹に響く。
冬の日本海の荒波は迫力が違うなあ。

雪が積もると音を吸収するせいか
市内の朝はやたらと静かに感じるのだが、
やっぱり海は別世界だ。


2018年1月25日木曜日

新元号を予想!


竹田恒泰氏によると、
平成の次の元号について、
次の11候補の中から選ばれる可能性が
7割から8割だそうだ。
(虎ノ門ニュース1/25放送)

安延、文長、永明、延化、
建安、弘永、文承、安長、
弘徳、文弘、安化、永光、建和

なんでも、元号というのは、
あらかじめいくつもの候補があって
その中から選ぶものらしい。
そもそも「平成」も
幕末に候補になったことがあるそうな。

そこで竹田サンは500年さかのぼって
過去、元号の候補にのぼったものを
すべてリストアップ、
過去に日本でもよその国でも使われたことがないもの
頭文字がアルファベットで
明治のM、大正のT、昭和のS、平成のHではないもの、
画数が少なくて、複雑でないもの
などなどを考慮して絞り込んだんだって。

ただし、「昭和」は一度も候補に
選ばれたことがないのに、
一発合格で決まったそうだから
例外もありうるとか。

すべてクリアしている
「米子」はどう?
中国古典には出てこないか( ^ω^)・・・




2018年1月20日土曜日

文化財


文化財なんだそうな。
この古びた橋ではない。
向こうの洋館でもない。
橋に添って設置されている
銀色のパイプ。

水道管なんだって。
地上に露出しているのは珍しく
その上、今も現役で使われているとか。

水道管を通す時、
川の下をくぐらせるのが大変だから
橋を利用して、またがせちゃった
ということなんだろうか?

毎日水道のお世話になっているけど
見えているのは蛇口から先だけのこと。
そういえば、水道管というものを
まじまじと見る機会なんて
ワタシの人生でほとんど初めてのことかもしれない。

家庭用飲料水は地下に埋設された
水道管を延々と通って
遠くからやってくるんだよなあ。

なんだか有難い。

2018年1月15日月曜日

全国大会in米子


異業種交流会の全国組織があって
年に一度、全国大会が催されるそうな。
全国からそれこそ多種多彩な業種で活躍する
メンバーが何百人も集まって、盛大に交流を広めるとか。
開催地に選ばれたホスト地区は、
全国からのお客さんを、どんな趣向で
お迎えするか頭を悩ませて準備することになる。

これまで主に神戸や博多など、
大都市が開催地に選ばれてきたが
記念すべき第20回目は、なんと
米子に決定したんだって。
地方都市は、ほぼ初めての事らしい。
おめでたいことだ。

と、ここまでなら他人事だ。

ところが、白羽の矢が
エレキ紙芝居に立ってしまった。
しかも、なんと「基調講演」だそうな!
むむむ、責任重大。

もう、パンフレットが出来ている。
ホームページも立ち上がっている。
http://www.business-21.jp/national/

逃げるわけにいかない。
こうなったら、
全国から集まるお客さんを
向こうに回して
思う存分楽しませるしかない~。

今年はちょうど大山開山1300年、
神仏のご加護があらんことを!





2018年1月13日土曜日

異色な仕事


『僕だけがいない街』実写ドラマのワンシーン。
記憶喪失の主人公・悟(マンガ家)が、
見舞いに来てくれた小学校の同級生を
なにげなくスケッチしたら、めっちゃ上手くて
自分でびっくり。思わずつぶやく。
「なんでこんなのが描けるんだ?」

実は、ワタシが描きました(笑)。

ドラマの中の重要なアイテム、
カンタンに言えば小道具だけど
演技力のいる絵を描くという
異色な仕事をしました。

Netflixのオリジナルドラマ
『僕だけがいない街』が公開中。
下山天監督の演出が冴えていて、
名作と言っていい出来栄えじゃないかな。

特に舞台となっている苫小牧を
見事な映像美で描いて、見る者に
忘れることのできない強烈な印象を残す。
また、全12話の連続ドラマの特性を活かし、
2時間そこらの映画では描ききれない登場人物の関係性や、
それぞれの感情の細かい変化を丁寧に追っているので、
作品世界に入り込んでぐんぐん感情移入できる。

この絵が出てくる場面も
実は、かなり切なくて胸が熱くなるんだよね。

主人公が小学校時代、命がけで救った不幸な女の子。
18年後再会すると、彼女は幸せに暮らしていた。
主人公はその喜びを絵にしているのだ。
彼女の身代わりに不幸になった自分をさし置いて。

だから画面に登場する彼女の肖像画は
ただの「上手な絵」ではダメだ。
主人公の想いを「感じる絵」でないと。

ということで小道具とはいえ、
かなりハードルが高くて、やりがいのある仕事だった。
オファーしてくれた下山天監督には
ホント感謝するしかないわ~。
名作に協力できてとてもウレシイ気分。


Netflixは1か月のお試し期間があるので、
無料で全話視聴できます。
ゼヒ、ご覧ください。

ちなみに、主人公が少年時代から
ずっと憧れ続けたアクションヒーローの
劇中主題歌を
ワタシの朋友が歌ってます。

2018年1月12日金曜日

ごちそうの意味


ごちそう=ご馳走
馳走とは、走り回って用意するという意味だとか。

積もった雪道を歩きながら
ちゃんとお昼営業しているか不安だったが、
ああよかった。開いてた。
立て看板に書かれた店長のアオリ文句に
食欲がもりもり沸いてきた。

「今日も元気に開店中!
朝どれのブリとひらめ入荷」

ええ? こんなドカ雪の朝、
漁師さんは海に出てたの?
頭が下がるなあ。

「獲れたてのブリは味がのってないですが
まあ、新鮮な味だと思っていただければ」

な、なにをおっしゃる!店長さん。
陽が上る何時間も前から
真っ暗で凍える海に、雪の積もった船を出し
獲ってきていただいた魚ですがな
まさに馳走、大ご馳走ではないですか!

しかし、登場したドンブリの海鮮を見て、仰天した。
そのブリですら、主役というわけではない!
カニが、ウニが、ヒラメが、トビコが、モサエビが!
誰が四番バッターでもおかしくない
超重量打線が、ワタシの箸を待ち構えている。

あせるな、どう攻めるか、考えよう。
おちつけ、まずは味噌汁をのんで、それからだ。

ずずず。
うおっ!
な、なんだ、この味噌汁は!
出汁に強烈なコクと、香り、
そして甘味すら感じる圧倒的な旨味!

「あ、それ、出汁は松葉ガニです」

あ、そう。どおりで。
・・・じゃやない!
なんてこった!馳走すぎる!

それじゃ、改めて。
ドンブリ、いかせてもらいます。
まずは地味なサワラから・・・
うお、炙りが入れてあるではないか!
ちょっとまて~!モサエビは焼いて、
殻ごと食べられるように
香ばしくしちゃってるではないか!
細かいところまで、もう、
ち、馳走すぎる!

写真はないが、このあと、
絶品ごま風味鯛茶漬けの
もう一杯がついて・・・千円。
ホントにいいの?

漁師さんといい、店長といい、
ありがたやありがたや。
山陰は、海産物だけでなく
人に恵まれている。

ほんっとに、ご馳走さまでした!