このあたりは山陰屈指の呑み屋街。
こんなに子供たちがあふれる風景は
極めて珍しい。
スタンプラリーのハンコを押すために
列ができているのは
愛らしく小首をかしげた「咲い地蔵」。
この写真ではわかりにくいけど
橋の上に建立された
珍しいお地蔵さんだ。
この場所は数年前に放映された
NHK地域発ドラマ
「ちょっとはダラズに」の
重要シーンで使われた。
東京からやってきた、看護師でシングルマザーの主人公が
過去を引きずりながら地元で生きるベテラン医師に
この橋の上で悩みを打ち明ける。
川は人生を象徴し、
橋は人の出会いを演出する。
加茂川付近に20数箇所も点在する
お地蔵さんを巡ってスタンプ押して回ると、
景品がもらえるというので、子どもたちが
大勢集まってきている。
地蔵さんにお詣りする意味が
ちょっと違う気がするけど
大人は呑み屋の灯り、
子供は提灯の灯りに誘われ
一年に一度の賑わい、
お地蔵様も笑って許して下さるだろう。
ワタシはこの近所で
「地蔵さま」の由来についての
紙芝居を上演した。
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