2017年8月5日土曜日

古刹・満願寺


宍道湖の北側湖畔に突き出した
小山に立つ満願寺。
弘法大師によって開山されたと
言い伝えられ、戦国時代は毛利元就によって
城塞にもなったという歴史ある古刹だ。

盂蘭盆会(うらぼんえ)施餓鬼法会で
エレキ紙芝居を上演した。
盂蘭盆会、つまり「お盆」の由来を
ドラマチックに構成したライブ漫画を披露。

モッガラーナ(目蓮上人)が
霊視能力で、亡き母を発見する。
餓鬼道をさまよい
飢えと渇きに苦しんでいる姿に
胸を潰すモッガラーナ。
何も助けることができない苦しさ。
その辛さはまるで、獲物になったウサギや鳥が
逆さ吊りにされたようだ。

この逆さ吊りのことをサンスクリット語で
「ウランバナ」といい
中国で当て字がなされ「盂蘭盆会」になり
これが日本で略され「お盆」
となったという。

モッガラーナはお釈迦様に相談し
餓鬼道にいる母親に食べ物と飲み水を
与える方法を編み出したのだった。

それが、修行を終えて帰ってきた
僧たちに心づくしの施しをすることだった。

盂蘭盆会の話のあとは、
「大山開山の物語」。
これまたドラマチックに熱演したところ、
大変喜んでいただけた。
じつは宍道湖からも
ちゃんと大山が望めるのだ。

これはワタシのうれしい発見だった。



0 件のコメント:

コメントを投稿