2016年5月10日火曜日

時のないショーウインドー


雨の日、町を歩く人影もまばら。
ひっそりとした裏通りを歩いていると、
生きているのか、息絶えてしまったのか、
どうもよくわからない店の前でつい足が止まった。
壁にかかった振り子時計。てんでバラバラな時間を指している。

あれ?なのに、止まっているいるわけじゃない。
それぞれちゃんと振り子が動いているではないか。
不思議な光景だ。

・・・まるでこの町みたい。

個性豊か、多種多彩な人たちがいる。
それぞれひっそりと暮らしていて、
それぞれ自分の時間を生きている。

0 件のコメント:

コメントを投稿